昨日、仲の良い社長と昔話になりました。
そこで僕が「皆、下がった下がったばかり言っているが
昔はもっと値段が下だった」と言ったら、これ出した。
なんと平成12年の売りの価格表。
お願いして写真を撮らせてもらった。
静岡県の業者さんなので、地元の売り先がある。
例えば「鉄屑」、代表的な「H2」という売値。
1年半前は36円、今は大体22円。
リーマンの前の最高値はキロ70円位だった。
そしてあっという間に、タダ同然に落ちた。
でも平成12年の時は(15年前)、H2がキロ4.5円とか
キロ2.0円とかH4はキロ0.1円とかある。
ある意味懐かしい。
中国が台頭する前の話。
街の至る所に「廃車」「家電品」などが捨てられていた。
港の近くはそれこそ、捨てられた車ばかりだった。
銅の建値も現在のようにキロ730円とかではなく、
キロ200円を行ったり来たりだった。
雑線などは、キロ20円で仕入れ手を掛けて40円で売った。
それでも皆何とかやっていた。
たしかに、廃業した人たちもいたが何とかなった。
「逆有償」という言葉が流行ったのもこの頃。
例えば4円で売るのに、運送費が2円掛かると
実際は2円しか手残りが無い。
だから「鉄屑」を引き取るのにお金を頂いた。
まるで運送屋を食わすためだけにやっているようだ。
これはとある社長のため息交じりの言葉。
現在はリーマンショックも過ぎて、価格は十分高い。
でも皆苦しい。
単純な構造です。
価格が高くなったおかげで、誰でも簡単に参入でき
仕入れが出来れば、いつでも誰でも売れる時代。
プレーヤーが増えただけ。それも異常に。
中国のおかげで、日本からガラクタが消えた。
そしてそれがお金に変わり、鉄くず屋は儲かった。
金属とプラスチックのリサイクルに関わっている人は
中国に足を向けて寝れないはずです。
もう一度先ほどの価格表を見てください。
長く携わっている人達は懐かしいだろうし、
その時代を知らない人は、下がったのではなく
ずいぶん上がったのだという事を知ってください。
ではでは・・・
