
これはもっとも判り易い「ミックスメタル」
と言うのは、鉄スクラップ屋の「ギロチン」で切った
鉄屑には実は色々「非鉄」が付いている。
鉄屑は材料だが、「鋳物」向けと
「製鋼」向けがある。
「鋳物」向けは色々あるが、「非鉄」の混入は絶対ダメ。
ところが「製鋼」向けは、量が多いという理由もあるが
若干非鉄が付いててもドカドカ溶かす。
一回の溶かす量がとても多いので少々ラフ。
たとえば鉄筋ばかり作っている工場なら、少々材質が
悪くても関係ない。
だってコンクリートで囲うだけだから。
ところが東京製鐵のように、スクラップの「新切」と
呼ばれるもので、自動車鋼鈑を作るようになると
そりゃあ、材質にはウルサイ。
クローム、マンガンが多ければダメ、亜鉛メッキもだめ。
話がそれましたが、写真のものは「ギロチン」で切った鉄を
大きな「マグネット」で鉄を拾った後の残滓から出たもの。
「ほとんどの非鉄は磁石に付かない」。
(一部は衝撃で磁性を持ちます。)
そして土や色々な物に混じって溜っていく。
それを「ザル」の様なものに通してから「手」で拾う。
これが「ミックスメタル」。
見た目は悪いが、中身は「アルミ」「ステンレス」
「真鍮」「銅」「亜鉛」などがほとんど。
大体の非鉄が現在最低キロ150円以上です。
だとしたら、これは最低でもキロ100円では売れます。
今回から、私の方に売ってくれますが
それまでは、相手が知らないことを良いことに
「雑品」並で買われていた。
僕は最低でもキロ70円くらいでは買えます。
売値は最低でもキロ100円を越えます。
昔いた会社でも同じことがありました。
そりゃあ「ピカ線」を扱った方が見た目もきれいだし
価格も高いから、ちょっとカッコいい。
でも、この「ミックスメタル」が一番利益を出しました。
見た目ではなく、利益を出してくれる物が
やっぱり、一番美人です。
ではまた。