自分がインパクトの受けた戦争映画についてピックアップしていきます。
《注:以下の意図は一切ございません》

・特定の国家.民族.宗教への非難・礼賛
・差別への賛同.助長.擁護
・特定の思想の植え付け
・政治的主張
・歴史認識の是非
・作品の優劣の張り合い
・平和活動への奨励



《ジョニーは戦場に行った》(負傷兵)

【この作品について】
戦争シーンはほぼ描かれていない戦争映画。五感・四肢を失い、意識だけある生き地獄を描いている。

【見どころ】
『戦争に行って視力.聴覚.嗅覚.味覚.と手足4本全てを失い意識だけがある男』『身体が勝手に切断されようとしても訴えることが出来ない』『見せ物として出される』『時の流れを忘れぬよう頭の中の黒板に記録する』『恋人との思い出』





《マイウェイ12000キロの真実》(第二次世界大戦)

【この作品について】
「ノモンハン戦争(日本).独ソ戦(ソ連).ノルマンディー上陸作戦(ドイツ)」の3編構成の中で日本人と朝鮮人の因縁が描かれている。国や天皇に狂信的な日本兵.日本への同化を受ける朝鮮人.無慈悲なソ連兵.連合国軍と対峙するドイツ軍.が描かれている。

【主なシーン】
「強制連行され日本兵として戦わされる朝鮮人」「天皇への忠誠を叫びながら自爆攻撃していく日本兵」「敵前逃亡をした者を後方から射殺する日本.ソ連将校」「極寒のシベリア収容所での強制労働」「罰則者への見せしめ公開処刑」「爆撃機.戦艦.船艇部隊からの連合国軍の攻撃」













《戦場のピアニスト》(第二次世界大戦)

【この作品について】
戦争を生き延びた一人のユダヤ系ポーランド人ピアニストの実話を元にした作品。ポーランド侵攻からポーランド解放までの間のナチスドイツによるユダヤ人迫害(ホロコースト)が描かれている。

【主なシーン】
「遊び感覚でユダヤ人殺戮をするドイツ人」「なぶり殺しにされる少年」「高所から突き落とされる車椅子の人」「うつ伏せにして並べたユダヤ人を端から順番に頭を銃で撃ち抜いていく」「ナチスに加担するユダヤ人」「死体の山が残るユダヤ人強制移住区」









《炎628》(独ソ戦)

【この作品について】
第二次世界大戦中のソ連内(現ベラルーシ)で実際に起きたナチスドイツの移動殺戮部隊(アインザッツグルッベン)による虐殺事件・ハティニ村事件を描いた作品。

【主なシーン】
「小屋に押し込めて生きたまま焼き殺される村人達」「老人のように顔が皺まみれになって顔面蒼白状態の少年」「ドイツ兵達に集団レイプされる少女」「ヒトラーの現在から子供にまで遡っていく映像」






《ブラザーフッド》(朝鮮戦争)

【この作品について】
朝鮮戦争の全貌(北の韓国侵攻→ソウル奪還→中国義勇軍の介入)を描いた作品。南北朝鮮の分断.同胞同士での殺し合いが描かれている。

【主なシーン】
「保安隊による男性の強制徴兵」「焼却処理される死体の山」「現実に耐えきれなくなり自ら頭を撃ち抜く兵士」「味方を殺した報復として敵を一ヶ所に集めての一斉射殺」「街頭で女性や子供の首吊り遺体」「敵への加担と見なされ銃殺処分される民間人」













《プラトーン》(ベトナム戦争)

【この作品について】
ベトナム帰還兵であるオリバー・ストーン監督のベトナム戦争での実体験を綴った作品。味方同士の確執.現地人への脅迫.一体何のために戦争をしているのか分からない軍隊の様子…等が描かれている。

【見どころ】
「ベトコンによるゲリラ攻撃」「失態の責任を擦りつける味方」「家族を目の前で射殺されるベトナム人少女」「村を焼き払われ、住処を追いやられる現地のベトナム人民達」「内輪揉めで殴り合いを始める味方」「爆撃機で焼き尽くされる森」「大穴にゴミの如く運ばれて積まれていく死体の山」「金目のものを剥ぎ取られる死体」







《フルメタルジャケット》(ベトナム戦争)

【この作品について】
前半が軍事訓練所・後半がベトナム派兵を描いた作品。個人の性格や思考全て無視され人間扱いされない世界が描かれている。

【見どころ】
「教官からの理不尽な制裁」「連帯責任の恨みによるリンチ」「精神に異常をきたし、自分のライフル銃を愛人と思い込むようになる」










《風が吹くとき》(核戦争)

【この作品について】
第三次世界大戦は核の撃ち合いになると言われているが、その核戦争が起こってしまった世界を描いた作品。自家製の核シェルターで爆風の被害から逃れるも放射能によって徐々に衰弱していく老夫婦が描かれている。

【見どころ】
「第二次世界大戦の回想」「核ミサイル発射を伝えるラジオ放送」「謎の斑点模様、歯茎からの出血、抜け落ちる髪」「数日経っても助けが来ない様子」









《戦場でワルツを》(レバノン内戦)


【この作品について】
かつてイスラエル軍が行った戦争について生存者から聞き出すドキュメンタリーをアニメとして証言での出来事を描いた作品。戦争に行く人間の精神描写や戦場で死ぬ兵士の目線が描かれている。

【見どころ】
「被害を受けた動物の死体」「死体処理の命令」「仲間が死んで自分だけが生きている罪悪感を抱く生存者」「ロケットランチャーで奇襲攻撃をする少年兵」「銃撃戦の戦場を傍からスポーツ観戦のように傍観する民衆」「威嚇射撃で脅されながら貨物車へ乗せられる民間人」「悲鳴を叫びながら処刑場へ歩いていく女性達」







《ジョニーマッドドッグ》(アフリカ)

【この作品について】
アフリカの少年兵を描いた作品。キャストはかつて少年兵だった子供達に自らを演じさせている。

【見どころ】
「無法地帯状態のアフリカ」「子に親を殺させる兵士達」「略奪.強姦」「弟と一緒に逃げる少女」「(死にたくなかったら生まれてくるな!)」







【見どころ】
『非国民とレッテル貼り』『被爆者を色眼鏡で見る世間の偏見』『集団自決』『朝鮮人差別』『孤児』『憲兵隊による拷問』『軍神様と崇められる四肢を見しなった帰還兵』『原爆投下に対するアメリカ側の反論』『薬物乱用』『戦争で金儲けをする者』



《おわりに》
「人間は自分の思想・宗教・妬み…あらゆる憎しみの縄張りを持っているんですよ。戦争は絶対無くなりません。」(はだしのゲンより)
「戦争に生き残った僕たちにはやらなければならないことがある。戦争で見たことを多くの人に伝えて、残された人生を意義のあるものにしなければならない」(プラトーンより)

それではさようなら。