第三次世界大戦が始まってしまうのでは?と危惧される現在は、末法の世であり、予言された終末の世でもある。
人類に救済はあるのでしょうか?
終末の世に救世主が現れると信じているキリスト教徒は多いのかもしれません。
キリスト教にはもう一つ救済の方法が聖書に書かれていて、それが「空中携挙」。
第1テサロニケ4章13-18節では、空中携挙のことを述べて、神が、すでに死んでいる信者たちを復活させ、栄光の新しいからだを与え、 その時まだ地上で生きている信者達も栄光のからだをもらって、共に地上を離れることと書いてあります。
聖書の空中携挙は、死者に起こる現象のようですね。
空中携挙といえば、思い出すのが2012年のアセンション騒動です。
今思えば、空中携挙もアセンションも進化も、全てごちゃごちゃになっていたのが、当時のアセンションの概念。
そもそもアセンションの定義を今までしてこなかったので、ここで定義をします。
2012年のアセンション騒動の時にも活躍されていたスコットランド人のエハン・デラヴィさん。
日本語も堪能な方です。
仕事がOFFな1ヶ月なので、本の断捨離をしていたらこちらの書が出てきたので、この書からアセンションとは?についてまとめてみます。
空中携挙とアセンションがごちゃ混ぜになって語られていた、2012年当時のアセンション。
そもそも空中携挙とは「Rapture」であり、近代クリスチャンの考えに過ぎないと。
先に引用した空中携挙は近代になっての解釈であり、明確に空中携挙という概念が聖書に定義されているわけではないようです。
余談ですが、最近に危惧されるハルマゲドンですが、それも聖書根本主義者(Christian fundamentalism)の解釈であり、キリストはそんなことは言っていないのです。
アセンションとはそもそもキリスト教の概念なのですが、アセンションとは何か?
キリストが磔刑にされて、一度死んだ後に復活(黄泉がえり)しますが、その後キリストは昇天(天国に帰った)したとルカ福音書と使徒言行録にあり、このキリストが天に帰る昇天のことを「Accention」という。
書からエハンさんの主張をそのまま引用します。
アセンションというプロセスは、復活の後です。復活して数週間後にキリストが神のもとに戻るという話です。
(中略)
キリスト教におけるアセンションは、進化したという意味ではありません。
神のみなもとに戻った、低次元から高次元に戻ったという意味です。
後日、アメリカ、ヨーロッパを中心とする精神世界においては、2012年と次元上昇をセットするようになった。
だから私自身は、信憑性が非常に少ないということで、「アセンション」という言葉はあまり好きではありません。
「進化(evolution)」と言ったほうが、信憑性が高いのです。
これは古生物学者が言っているだけではなく、今のDNAの最先端の研究者たちも、全ゲノムの97%を占めるジャンクDNAの情報としての可能性を指摘しています。
面白かったのは、イスラム教徒にもアセンションの概念があるということです。
ムハンマドもアセンション(昇天)しているとされている。
ここは反省点として、自分も認識が甘かった点。
スピリチャル界には「弥勒の世 = アセンション」と捉えている方も多いと思いますが、エハンさんによるとこれも間違い。
「弥勒の世」は仏教の概念ですが、仏教にアセンションの概念はない(そりゃそうだ)。
スピリチャル界は日月神示の「みろくの世」をアセンションと結びつけて解釈してしまってますが、日月神示の前の教えであるとと言われている、大本教の「みろくの世」と、仏教の「弥勒の世」はどうも別物のようですね。
大本教では「松の世」(公(慈悲・慈愛・良心)の世)と言っていたところを、どこかで「松の世 = みろくの世」と取り違えが起きたようです。
本来の仏教の弥勒の世は、56億7千万年後なので、2012年や2038年とかではないのは確か。
当時も「そんなに長く救済を待てない!」と、勝手に解釈し直しているので、それが人間の性と言えましょう(笑)。
これは仏教や大本教の教えを良く知らないまま、2012年アセンション説に全てを当てはめてしまったことが発端のようです。
日月神示の第一人者だった中矢さんの認識が、そもそもキリスト教寄りすぎだったのかも。
この本のタイトルが、そもそもアセンションを連想させます。
彼は確かアメリカ留学していたはずです。。。
本来の宗教用語的「昇天=アセンション」が、近年の精神世界・スピリチャルで「次元上昇」と解釈されて、地球が今の次元から五次元空間に次元上昇を意味するようになっている、というのが、近年耳にする「アセンション」の意味合いです。
ときに意識の五次元化を意味している時もあり、アセンション後に今の体からライトボディになり半透明になって光出すなどなど、あまりにも多岐に渡る意味合いが付与されていて、明確に定義できないのが、現在のスピリチャル業界の「アセンション」という単語でもあります。
本来の意味合いからは、かなりずれて使用されていることは否めませんね。
時節柄、もはや人類が進化するか、絶滅するかの瀬戸際なことは、皆様も薄々感じ取っていることかと思いますので、脇道にそれるのですが、エハンさんの想像する人類の進化についても書いておきましょう。
極論を言えば、たった一人でも進化した人が生き残れば、種の進化は達成したことになります。
その人は全人類のDNAを持っているわけですから、そこから次の生命体が生まれてくる。
もちろん、その最後の一人は、妊娠した女性でなければなりません。
今ある種が一人残らず全滅するのではなく、今あるホモ・サピエンスの中から突然変異が生まれて、種の切り替わりが起こってゆくということです。
先史巨石文明を担ったネアンデルタール人から現生人類である私たちへの橋渡しも、そのように行われたと思います。
その種の切り替えを、エハンさんは蛹(サナギ)から蝶へのメタモルフォーゼに例えます。
サナギが蝶に変容する比喩をたびたび述べながら私は、もし私たちの意識がサナギの状態に固定されてしまったなら、想像可能なかぎりの恐ろしいカタストロフィをこれから経験するのは間違いないと思うようになった。
サナギは必然の変化にあらがおうとする。
しかし、運動選手が毎日トレーニングを積んで実力をあげるように、我々が意識をレベルアップさせれば、シンクロニシティ(共時性)の法則によって、我々の今の「偽の時間」の因果法則は破られてしまうだろう。
(中略)
サナギは蝶になる前に、内臓が溶けて瞬間的にひとつの死を経験する。
それと同様に、私たちがもっともパワフルな人類へと変容するためには、かなりの試練は避けられない。
孵化や脱皮や進化には、かならず負荷が必要ということですね。
これからの状況がまさにそうなのではないでしょうか?
信じられないくらいの環境負荷の中で、これから突然変異した新人類が現れる。
話を元に戻します。
2012年当時は、「地球に審判の日が訪れ、ポールシフトが起こるが、選ばれた善意の人はUFOに空中携挙されて助かる」などという、荒唐無稽な話も出回っていました。
先週の伊勢白山道さんの記事で、まさかの今更の空中携挙について、そしてこれもまさかのアメリカの予言アニメ「ザ・シンプトンズ」に絡めて書いていたのが面白過ぎたので、これを紹介します。
予言アニメとして、都市伝説界隈では有名な「ザ・シンプソンズ」。
当たり過ぎて逆に怖いくらいです(笑)。
そのシンプソンズで、街に突然ミニ・ブラックホールが現れて、その中に吸い込まれると別の惑星に移動しているというエピソードがあるそうです。
しかも、ゴミや悪人は吸い込まれても、元の世界に吐き戻されてしまうとwwwww
これかな?
悪人が戻されるシーンはありませんでしたね。。。
しかし、別の惑星に移動するというのは、スピリチャル界でまことしやかに言われている「新生地球」を彷彿とさせます。
アニメで描写されているような惑星には送られたくないですがwwwww
そしてこの移動を媒介するのが、「ブラックホール」だというのは、現代の科学も肉薄しつつあります。
ブラックホールの向こう側からX線が届いている。
つまり向こう側の世界がある、ということではないでしょうか。
宇宙はブラックホールによる多次元入れ子説。
銀河の中心はブラックホール。
これは古神道で言われていた宇宙観そのもので、鳥肌でした。
最近にブラックホールの撮影に成功してますが、私が科学的裏付けを取るとあるグループから聞いた話では、撮影されたブラックホールの向こう側に別の宇宙が写っていた、ということでした。
「そんなことは発表できない」とこのことで、その写真はまだ公開されていないそうです。
まぁ、話半分ということで。
終末観極まる世界情勢ですが、これで少しでも希望を見出してくれればと思います。
根拠薄弱ですが、あったら面白い話ということで。
本日はこれまで。
読んでいただき、ありがとうございました。