「喉元過ぎれば熱さ忘るる」

今日の投稿は、スピ業界には爆弾を投下したような感じになるかもしれません(笑)。

 

 

目に見えないので、ある意味「言ったもん勝ち」の世界なスピリチャル界隈。

私はエンジニアなので検証大好き。

現在「アセンション第二次ブーム」真っ最中ですが、過去のアセンション騒動をちょっと振り返ってみましょう。

 

 

2009年の記事。

当時この記事をリアルタイムで読んでましたよ(笑)。

ホウホウ先生の開運ブログから。

 

この方は、アセンションと願望実現を結びつけてしまっていますが、当時はそのスタンスの方はほぼ皆無だったことを最初にお断りしておきます。

願望実現系の仕事の方なので致し方なし。

 

 

当時アセンションに関して飛び交っていた情報を平たく含んでいるので引用しました。

当時のアセンションの根拠は、マヤ暦の終わり。

その終わりの日には、世界は3日間暗闇に包まれると言われていました。

終わりの日にはUFOが空に満ちて、選ばれた人のみ空中携挙して救うとも。

加えてポールシフトも起きるのでは、と懸念されてました。

今の軽い雰囲気のアセンションではなく、もっと深刻な雰囲気だったのです。

そして情報も錯綜してました。

 

この頃はフォトンベルト地帯に地球が突入することも盛んに言われていました。

フォトンベルトに突入したようですが、少なくとも2020年までは誰でもわかるような変化は起きなかったですよね。

 

そして当時は地球の浄化としての自然災害に今よりもフォーカスが当たってました。

 

自身の浄化(祓い清め)は時代に関係なく重要です。
2012年前後は「心身の浄化」と「霊性の進化向上がキー」、「地球が限界で自然災害が起きる」に重きが置かれていたので、今の状況よりはまともだったのかなと思います。
 

 

何も起きなかった2012年年末。

この方の2012/12/26の記事。

「普通に生きる」

リアルタイムで読んでましたが、この記事にはちょっと感動したのを思い出しました。

 

 

Null zone懐かしい。。。

結局次の2013年の年末まで「暗闇の3日間」でひっぱったのですが、ご存知の通り2013年の年末も何も起こりませんでした。

 


仮にアセンションが本当にあるなら、人智でどうこうできることではなく、エゴから色々と行動を足すと逆の結果になる。

2012年年末に何も起こらなかったので、「現実をもっと大切に生きよう」と、スピリチャル界から離れました。

アセンションを目標に生きていて、もし自分が生きているうちに何も起こらず、現実を疎かにしたまま帰幽してしまったら、痛恨の極みであると思いました。

その状況が一変したのが2020年。
皆が孤立して、自分の外側に救いや癒しを求めた。

 

 

実は去年の冬至は、日本のスピリチャル業界では「アセンションゲート」でひっそりと盛り上がっていました。

2020年に、「アセンションゲート詐欺」「スターゲート詐欺」が取りざたされたので、表立って声を大にして「アセンションゲート」を唱える人はいなくなっていたのですが、昨年10月くらいに、にわかにそのキーワードが復活。

今は「アセンションゲート」は閉じたようです(笑)。

 

 

 

2012年以降もアセンションを言い続けていた方々の根拠は、どうもバシャールのチャネリング情報だったようです。

2019年に「2020年にアセンションが起きる」と人づてに聞いたのですが、「各自で起こすものなので、一斉に起こるのはありえない」と完全スルーしてました。

2020年春分にもスピリチャル業界はアセンションに沸いてましたが、2012年の情報の焼き回しで新鮮な情報はゼロ。

今もその状況は変わっていません。
バシャールといえば2012年アセンション騒動の時に、「バシャールは『人類の収穫』という言葉を使っているので、危険な存在」との情報がありました。

今となっては「外れても遠からじ」と言ったところです。

そのバシャールも今年の年末以降は降りなくなるようです。理由は知らんけど。

 

 

今回のアセンションブームには、前回には無いある特徴的な傾向が見られます。

 

2012年のそれが純粋にスピリチャルだったとするなら、今のスピリチャルブームは願望実現と固く結びついていることです。

言い方を変えれば「純粋なスピリチャルではなく、濁っている」。

私はスピリチャルと願望実現は、性質上対極にあるもので、本来結びつけてはいけないものなのではと思っている人です。

スピリチャル好きなんですが、最近のは完全に逸脱している感が拭えません。

なので定期的に疑問と違和感が浮かび上がってくるのです。

 

長年スピリチャルワークに携わってきている、たんたんさん。

2012年以降も重厚な考察をあげ続けている。

長年関わっていると、今の状況は「劣化」と映るようです。

ミカエルブレイズから。

 

 

 

 

見えない世界のこと故、有名な先生が言っているからと盲信せずに、たまには違った角度から論じている人の意見を拝聴することも重要。

こちらの記事考えさせられました。

 

「あり得ない嬉しいミラクル♡とかも
望んだりしなくなるし興味もなくなる。」

 

大人になりたくない
いつまでも子供のままでいたい
卒業したくないってこと。

は耳が痛い(笑)。

 

最高の人生とか、願望実現に興味がなくなった時が卒業できた目安のようです。

その時まで願望実現をやり尽くすっていうのも、一つの方法ですし。

 

 

伊勢白山道さんが「スピリチャルは魔界に繋がってる」とよく仰ってるのも、「魔界 = 異次元世界、四次元スピ世界=幽界」と考えれば正論ですね。

幽界も完全に取り込まれなければ、探求するのは「あり」です。

ただ長居するところではないことを、心に留めておいてください。

異次元世界を理解し、エゴが作り出す幻想を看破することは重要で、そこから帰ってきたときに始めて5次元に抜けられるとこの方も仰ってます。


 

年末に久々に高校時代の友人と話していて身にしみたことがあって。

世間的には彼女たちは金銭的に豊かではないのですが、自分の人生に満足してました。

本当に幸せで満ちてる人は、「自己の」願望実現には全く興味がないんですよね。。。

対して「2023年は飛躍の年にしたい」とか言っている自分の方が、スピリチャル的には「波動が重い」状態になっていることにも気づいてしまって。
「思い」は「重い」。
「願望実現したい!」と思う波動って、邪気だったんだなと(笑)。

 

 

受動意識仮説というのをご存知でしょうか?

我々に自由意志はないというものです。

 

 

 

 

何とかしてハイヤーセルフと繋がろうとしなくても、受動意識仮説に基づけば、最初から「無意識=魂」の思い通りにしか、我々は行動していないことになる。

 

ナマケモノ仙人さんから。

現実創造(願望実現)を諦められた時が、魂に沿って生き始めた時。

願望実現を諦められないならやり尽くせばいい、というのは上の記事の方と同じことを言ってます。

 

 

スピリチャルリーダーは、実は私たちにとって、リトマス試験紙みたいなものなのではないかと思う時があります。
彼らの主張を全て看破しきって、スピリチャルに興味が湧かなくなった時こそが真の覚醒なのでしょうね。

 

 

今年は「エゴの落とし穴=魔境」を看破したいわ。

そのためにはやり尽くすしかないのか???

力まずに感じ続けます。

 

実は武術とか追求し続けた方が、悟りにはるかに近いのだと思います。

今晩放送のこちら。

NHK総合午後11時から。

 

 

私の敬愛する大竹利典師範の在りし日の神業が見られます。

是非ご覧になってください。

興味があれば日本の武術を習うのは超おすすめです。

心身共に、そしてあらゆる感覚もレベルアップするのは間違いないです。

 

 

今日の記事が不快に感じられる方もいるかと思いますが、常にあらゆる角度から物事を見る姿勢は、生きていく上で必須です。

納得できなければやり尽くしてみればいいだけなので、その不快感を華麗にスルーしてください。

読んでくれてありがとうございました。

 

1/11 17:55 追記

顕在意識から潜在意識、無意識を操作することはできません。

これがエゴの欲求は叶わない理由。

意識は「潜在意識 → 顕在意識」の一方通行だということですね。

 

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