久々にこのシリーズに帰ってきました!

 

 

 

ポールシフトが表題なのに、ポールシフトについて、一度も説明していなかったことに気づいて、今回は「神々の指紋」下巻から考察してゆきたいと思います。

 

 

 

 

まずは、地球の歳差運動の理解から。

コマの回転(地球の自転)が垂直ではなく、若干傾いて回っているのをイメージしていただければわかりやすいですね。

地球の自転が遅くなると、歳差運動は早くなるようです。

 

 

 

今は北極星はこぐま座にありますが、北極星は地球の歳差運動で数千年単位で切り替わっています。

地軸の変化は本来は緩やかに行われるようですね。
過去に少なくとも一度はあったと思われる急激なポールシフトは、本来は稀な現象のようです。

 


 

数千年前の歳差運動が、氷河期の終わりをもたらした。

アフリカが湿潤だった時代があったことがこれで証明できますね。

スフィンクスや、三大ピラミッドが作られた時代は、エジプトは湿潤だった。

 

 

 

ピラミッドテキストには、歳差運動による天空の劇的な崩壊の神話的描写があります。

歳差運動による地軸の変化は、「天空の臼の乱れ」と表現され、それは2160年ごとに起こる12宮の移動のことを指しています。

「呪われた」環境にあるときは、「天空の臼の乱れ」によって大災害が起こるようです。

今の時代が呪われた時代なのか、そうではないのか、それが重要ですね。。。

 

 

この2160年という周期ですが、春分点が2160年で30度ずれてしまうために、黄道12宮もそれに合わせてずらす必要があるのだそうです。

このサイト、とても分かり易かったです。

今の2160年サイクルは1989年頃に既に始まっていて、宝瓶宮、つまり水瓶座の時代だそうです。

 


2021年ごろに盛んに言われていた「風の時代」ですが、それとこの歳差運動の計算基準は全然別物ですので、ご注意ください。

歳差運動を考慮しないと、当たらない西洋占星術になってしまうようでして、占いに興味ある方はこのサイトを熟読してください(笑)。

 

 

ヘロドトスはこの歳差運動を以下のように描写しています。
 
 
彼らによると、この期間に、太陽がいつもと違う場所から昇ることが4回あったという・・・
二回は現在沈むところから昇り、2回は現在昇るところに沈んだ。
 
 
東西が逆なったということですね。。。
「西から昇ったお日様が東に沈む」という歌詞の歌が、昭和にありましたねwww
バカボンは歳差運動を知っていたのだなwwwww

 

 

 

古代の人は、春分をもって年代の開始を決めていたようです。

スフィンクスの頭部は後年に変更されていますので、最初は全身ライオンだったと思われます。

なぜライオンだったのか?

それは、地球の歳差運動の関係で、春分の起点となる黄道12宮が獅子座だった時代に作られたからだと、ハンコック氏は推察します。

そこから推測されるスフィンクスの作成年代は、紀元前1万970年から紀元前8810年の間であり、その頃の春分の太陽は、スフィンクスの真正面から昇ったと。

 
ここからは、ピラミッドテキストをベースに話を進めます。

 

 

このテキストがあるピラミッドは、ギザの三大ピラミッドとは別の場所です。

三大ピラミッドとは違って、崩れ落ちてしまっているピラミッドに、このテキストは彫られています。

 

 

現生人類の時代に作られたピラミッドテキストですが、ハンコック氏は、このテキストには元になった膨大な文献が存在し、それの重要な部分、あるいは分かる部分だけを翻訳して書き写したのではないかと推察しています。

 
三大ピラミッドは、紀元前1万500年ごろ(1万2千年ほど前)のオリオン座の三つ星をかたどって配置されています。
ピラミッドテキストでは、ポールシフトの前に、まず何が起こったかも描写されてます。
 
 
人類を滅ぼすのに神が用いた手段は、時には荒れ狂うライオンとして表現された。
また、時には恐ろしいライオンの頭を持つ女神セフメトが現れ、「身体から火を吹き」人類の虐殺を楽しんだ。
恐ろしい破壊は長い期間続いた。
それからようやく太陽神が仲介に入り、生き残った人々を救った。
それが現在の人類の祖先だ。
仲介の方法は洪水だった。
 
 
火により人類が苦しんだ描写がなされているのですが、そこから連想したのは「熱波」「干ばつ」「噴火」でした。
今の時代にも当てはまってますよね。
ということは、今の時代はやっぱり「呪われた」時代、つまり大災害が起こる「天空の臼の乱れ」の時代なのかなと思いますね。。。
そしてこれらは洪水によって鎮火されたと。
 
しかし人類の苦しみはこれだけでは終わらない。
人類に興味がなくなった太陽神は、雌牛の背中に乗って天に帰ろうとします。
 
 
それほど時間がたたないうちに、雌牛は「めまいがして、震えはじめた。あまりにも地上から離れていいたからだ。」
 
 
この震えの描写が地軸がブレたことを意味しているのだと、ハンコック氏は述べています。
 
 
ピラミッドがあるのが、北緯30度のラインなのですが、ピラミッドだけでなく他の巨石文明のオーパーツが並んでいる、不思議なラインです。

 

 

激しく地軸がブレたポールシフトでも、この北緯30度ラインは、比較的ブレが少なかった地域なのかもしれませんね。

なので巨石群が、比較的そのまま残っているのではないかと。

 
 
ハンコック氏は最後の章で、地質学者のチャールズ・ハプグッド氏の地殻移動説を出してきて、今までの説をまとめます。
最後の氷河期の終わり頃である1万年前は、南極大陸は今よりも300キロほど北にあったが、地殻が大幅にずれて今の位置になったという説です。
マントルという流体の上にのった地球の外郭である薄い地殻が、一体となってずれる現象が、ハプグットの地殻移動説です。
「オレンジの皮が、内部はそのままで、皮だけ一体となってずれる」
現在では熱帯地方として認識されるインドとアフリカですが、大陸規模の氷床の痕跡が確認されており、この説ならそれも説明できる。
 
アトランティス大陸は大西洋にあったとされるが、その痕跡は未だ大西洋には発見できていません。
地殻移動説なら、失われたアトランティス大陸は南極大陸であったと推察できるのです。
 
 
地殻変動がもたらす結果は途方もないものだ。
地殻は内部で波を立て、世界は激しい地震と洪水に揺すぶられる。
大陸がうなりながら位置を変えていく中、空は落ちるかのように見える。
はるか海底では、地震により大きな津波が生まれ、海岸に押し寄せ、陸を洗う。
ある土地は温暖な気候に移動する一方、他の土地は極地方に押しやられ、冬の悲惨さを被る。
氷原が溶けることによって、海面はどんどん上昇していく。
生物はすべて、適応するか、移住するか、死ぬしかない・・・
 
 
この場合の生き残る回避方法は、旧約聖書にもあるように、船で海上に漂うしかないようです。
今のテクノロジーなら、大気圏外の地球の重力を受けないところで、1ヶ月くらいなら待機できそうですが。。。
アトランティス時代の高度な文明なら、宇宙空間で待機していた一団がいても、全く不思議では無いですね。
今の地球で、国際金融資本が金を集めに集めて、日本政府が国民から税金を絞りに絞っているのは、脱出のための宇宙船造りのためだったりして。。。
 
 
地殻移動説の他に考えられるのは、地球の磁界の反転により最終的に起こる地軸の移動説。
こちらが皆さんがイメージするポールシフトのことです。
最後の地磁気の反転があったのは、これもまた1万2400年前。
『神々の指紋』(1996年初版)の中では、次の磁極の反転が起こるのは2230年頃と予想されていましたが、最新では不明とのこと。
結構フラフラしている地球の磁極(笑)。
日本では地磁気の反転は、チバニアンで確認されています。
 
もし仮に、これから隕石の衝突やポールシフトあるいは地殻のズレが起こると予想できたとして、人類はどう行動するのでしょうか?。
それは映画「ディープ・インパクト」の世界になってゆくと思われます。
(「ディープ・インパクト」は中規模の災害で、文明が失われることは無かったですが。)

 

 

人々は絶望して、ある時点で社会機能は完全にストップする。

暴動・暴行や略奪が日常になるでしょう。

しかし一部の人類は次世代に生命をつなぐために、持てる科学力を総動員してその文明の成果をなんとか形に残して、次世代につなげようとするでしょう。

そして大災害後に生き残った僅かな人々は、テクノロジーは全て失われ、石器時代からやり直しとなる。

 

スフィンクスやピラミッドが作られた時代の人々は、残りが僅かなことを知り、次世代にその時に何があったかを遺跡の配置で知らせようとした、というのがハンコック氏の結論です。

ピラミッドに関しては、自分は発電機だと思いたい人なので(笑)、その役目を担ったのはスフィンクスだったのではないかと思います。

それならばスフィンクスがライオンであることの説明がつきますし。

 

 

ピラミッドがある時代のオリオン座の三つ星の配置なのは、ピラミッドを作った存在がオリオンから来たことを示したかったからでは無いかと。

それは1万2千年前だったかもしれないし、3万4千年前だったかもしれないし、あるいはもっと古いのかもしれません。

なんら確証はないのですが、今のスメラの系統の元は「オリオン > 火星 > 地球」という順路で地球に来たのでは無いでしょうか。

もしかすると「オリオン > 地球」の後に、地球の環境が変わってしまうことがあって、一旦火星に退避したが、火星も住めない星にしてしまって、再び地球に戻ってきた可能性もあります。

順番で「オリオン > 火星 > 地球」と来ているなら、エジプトにもっと火星を象徴するものがあっても良さそうですが、無いですものね。

ということは、「オリオン > 地球 > 火星 > 地球」なのではないかと。

 

 

最後はホピ族の予言と、ハンコック氏の言葉を引用して締めます。

 

 

「だれも予想もしない時に、稲妻が東に落ち、遥か西まで光を放つように突然やって来る・・・太陽は暗くなり、月は明るさを失い、星々は空から落ち、天空の力は震える・・・そのとき、畑の二人の男のうち、一人は連れて行かれ、一人は残される。ひき臼を回している二人の女のうち、一人は連れて行かれ、一人は残される・・・」

前に起こったことは、再び起こりうる。

前に行われたことは、再び行われる。

太陽の下、すべてが何度も繰り返されていたことにすぎないのだろう・・・

 

 

 

西から昇った太陽が東に沈むのを見てみたいwww
仮に見れるとしたら、「呪われた」環境下でのポールシフトの後なので、しんだ自分が霊体で見ているのだと思いますが(笑)。
でも、それでいいのだ〜🎵
 
裏を取りながらハンコック氏の主張をまとめていたら、これを書くのに6時間かかってました(笑)。
もはや趣味ではなく、人類のための無償の仕事だwww
ポールシフトは書ききりましたが、まだまだシリーズは続きます!
乞うご期待。