書きたいことはたっっっっっっっっっっっっっっっっっっくさん(沢山)あるのに、時間だけがないサラリーマンの波流風です。

 

最近は全く活動できていないのですが、実はわたくし「ライチョウサポーター」なんです。

ライチョウといえば、登山界の不動のアイドルですね♪

 

 

最近は募集してないのかしら。。。

なので、波流風のプロフィール写真は雷鳥(オス)となってます。

 

数年前の台風明けの快晴の(雷鳥は普通は快晴だと出てこないことが多いようです。)甲斐駒ケ岳でライチョウの親子に遭遇して一目惚れ❤️

(この撮影の時はライチョウには会えなかったけど、甲斐駒ケ岳はこんなところです。)

 

 

 

色々調べました。

絶滅危惧種であること、昔の人は山は神様の領域としてスポーツ感覚で登山をすることはなかったこと、ライチョウは神の領域にいる神の使いとして古来の日本人は大切に扱ってきたこと、その文化に培われて人を恐れない稀有な鳥であること、etc.........

 

外国ではライチョウは人間の食料扱いなので、人を見ると逃げるそうなのですが、外国の方が日本の山でライチョウに遭遇すると、ライチョウが逃げないことに驚くのだそうです。

 

生でライチョウに出会う前に、NHKの「ダーウィンが来た!」で南アルプスの北岳で行われているライチョウの保護活動を見ていたのです。

 

 

孵化したライチョウの親子を自然の中に作ったケージに夜間は保護して、日中帯もつききりでカラスやニホンザルからライチョウ親子を守る。

 

ライチョウは冬季以外は標高3000m付近に生息する生き物です。

本来カラスやニホンザルはいない標高なのですが、人間が登山時に出すゴミを狙って生息範囲を拡大したのです。

元来猛禽類以外、天敵がいない領域だったので、ライチョウは地を這う猿の襲来にうまく対応できない。。。(涙)

一見過保護すぎる保護活動に、反対意見を述べる方もいると思いますが、ここまでしないと個体数を維持できなくなってしまったこと、そしてその原因を作ったのは人間であることを考えると、座して絶滅を待つのが得策とは思えないのです。

 

先のライチョウサポーターのページにある火打山での環境保全活動というのは、ライチョウの貴重なエサである高山植物の繁殖を阻んでいるイネ科の雑草の除去のことです。

人間が靴底などに付着させて下界から持ち込んでしまった、イネ科の植物。

アウトドアサバイバルではイネ科は毒もなく、非常時の食料としてはどこにでもある非常食になり得るのですが、高山では話は別です(都市災害にあって食べ物なくなったら、道端のイネ科の植物を根ごと食べましょう)。

高山植物は積雪の影響もあって高さが出せない、出ない、地面に這うようにして生息してます。

一方イネ科は、みなさんご存知のように結構な高さがありますね。

日当たりが悪くなり、イネ科の根の張り具合も高山植物に比べると強固なため、高山植物はどうしても負けてしまう。

なので定期的に夏場に草刈りしないといけないのですね。

近年のキャンプ、テント泊ブームで高山の環境が悪化しないか心配です。。。

(自分は高山に登山するときは環境保護の観点と、荷物が重いのが嫌なので必ず山小屋泊です。)

 

とにかく、色々知って思ったことは

「ライチョウって、なんて可愛くて、健気で、気高い生き物なんだろう」

ってことです。いい意味での3Kです。

食性も植物性で、コケモモの実とかハイマツの実が主な食料です。慎ましいのです。。。

豪雪地帯で羽毛一枚で生き抜く姿には、本当に敬服します。

ライチョウは私の中では神。

 

 

 

 

先の「ダーウィンが来た!」のライチョウ保護活動の中心的人物が当時信州大学の教授だった中村浩志先生です。

2019年に新宿でライチョウ保護の講演会をされていたので、近くで拝見できたのですが、もうほんっとにいい人!!

イーマサウンドの松下先生も同じ慈悲と愛のオーラをまとった方ですが、中村先生も同じです。

私の中ではこの二人も神!なのです。

新宿の時にはすでに退官されていたかと思いますが、70代になっても夏になるとライチョウ保護のために3000m級の山に自分の足で登るのですね。。。

すごいわ。自分、70過ぎても3000m登れるかしら。。。

でもSuper BBA目指してるので、体力維持に励みます。

 

そんな先生の著書。

 

 

ライチョウが置かれている現状、ライチョウと日本人の関わりの歴史、等々。。。

自然保護に興味がある方は何らかのインスピレーションが得られると思います。

 

毎年、突然に(開催の1週間前とか。。。)ライチョウ保護活動のメールがお役所から届くのですが、せめて1ヶ月前までには知らせてもらえると参加も検討できるのだけど。。。

草刈りできるように、大型の草刈り鎌の使い方と研ぎ方も覚えたし、真夏の労働に耐えられる体力も十分あるのに、全然機会に恵まれません。。。

せめて今年は活動に参加できなくともライチョウの撮影には行きたいなぁ。。。

撮影できた時はここでシェアしますね!

 

南アルプルのライチョウちゃん保護に関する動画:

 

 

この↓動画で最後の方で南アルプスの魅力について語ってますが、激しく同意です。

南アルプスはアプローチが長く体力を必要としますが、全体的にたおやかで水も自然も豊かで、本当に美しく癒されます。