去年の年末、ベートーベンの第九を聴いていました。

最近テレワークしながらまた聴き出しています。

カラヤン指揮のものがYouTubeに上がっているので、こちらを主に聞いています。

バーンスタイン指揮のものも上がっているので、聴き比べると面白いかと思います。

有名な歓喜の歌は50分前後からです。

ドイツ語の硬質な響きが圧倒的にカッコいい。気分が上がります。

 

エヴァンゲリオン世代なので、この曲を聴くとどうしても「最後のシ者」のエピソードを思い出してしまう(笑)。

渚カヲルのセリフを殆どそらんじられる自分が怖い(笑)。

 

改めて歌詞をよく聴いて調べてみると結構奥深いですね。

創造神と人間の関係を歌っているのですね。

旧約聖書の創世記第12章のアブラハムに神が言った言葉を表現しているかと思います。

「あなたを祝福しゅくふくするものをわたしは祝福しゅくふくし」

 


この歌詞の中に、智天使ケルビムが出てきます。

 

 

旧約聖書に出てくる天使でWikiから引用すると、

旧約聖書の創世記3章によると、主なる神はアダムとエバを追放した後、罪のある状態のままで永遠の命を得てしまわないように命の木への道を守らせるためにエデンの園の東に回転する炎の剣とともにケルビムを置いたという。

何よりもその姿が印象的です。

顔の形は、おのおのその前方に人の顔をもっていた。四つの者は右の方に、ししの顔をもち、四つの者は左の方に牛の顔をもち、また四つの者は後ろの方に、わしの顔をもっていた。

 

スピリチャルの人は天使にお願いとかしますが、ケルビムにはお願いしないほうがいいと思う。

まじで姿形が怖い。

 

このお姿を見て、Xファイルのとあるエピソードを思い出して見返してみたのでした。

シーズン5の「万霊節」です。

実はこのエピソードが数あるXファイルのエピソードの中で一番好きです。

 

 

天使が地上に生まれた自分の四人の娘を回収する話で、悪魔もその四人の娘を狙っている。

話の中で、天使が自身の姿をスカリーに見せるシーンがあるのですが、正にWikiの描写にある通りの姿でした。

スカリーはそのことを神父に相談しに行くのですが、神父はそれはセラピムではないか、と言ったのです。

 

セラピム=セラフィムのことだろうと思うのですが、ネットで調べるとその姿形は違っているのです。

 

 

上記のWikiの智天使のページに以下のようにあり納得しました。

なお絵画表現において、セラフィムと混同されて描かれているものもある。

 

姿形はケルビムなのですが、セラフィムにもケルビムにも娘がいたという記述はない。

この部分はXファイルのスタッフの創作なのかな?とも思います。

ただドラマで描写された姿は戦慄でした。。。

 

このセラフィムとケルビム、天使階級は解釈が様々あるかと思いますが、偽ディオニシウス・アレオパギタが定めた天使の九階級によれば、セラフィムは最上級、ケルビムが2番目とされてます。

スピリチャルでよく出てくるアーキエンジェルは下から2番目の階級になってますね。

 

 

ちなみにルシファーも堕天するまでは熾天使だったようです。智天使のWikiページより。

悪魔の王となったルシファーも、堕天する以前は最上級の熾天使であったとされている(ルシファーは特別に、12の翼を有し、なによりも美しく光輝いている、と言われる

最上級天使が堕天したのだから、下級の天使が束になっても勝てないわけで。。。

 

ブログを書くことで細かく調べるので勉強になります。

最近やたらとケルビムの名前が目につくので、ブログにしてみたのでした。

 

読んでいただき、ありがとうございました!