分娩室から その5 | 30代内職主婦のごくごく普通の生活

30代内職主婦のごくごく普通の生活

メーカー勤務の夫、娘と息子の4人暮らし。都内に家を購入し、細々と生活。

その4から続き

【8:30】

気付いたら母が陣痛室に来ていた。

助産婦さんが来て、内診。

「九時から始めましょう。
もう力んでもいいですよー」

もうその言葉に足開きっぱなしで力む。

私は何かに熱中している時、忠告とかされるとキレるので
母は(うわぁここで産まれそう)みたいな目で私を見ながら、
黙って足を閉じさせたりしていた。


【9:00】

「はじめますよ!」

分娩開始。

長時間の陣痛で足腰がうまく動かず、車いすで分娩室へ。

九時から分娩を始める、という言葉をこの時点まで完全に疑っていたため、
移動している最中は本当にうれしくて仕方なかった。


という反面、本当に出てくるのか?と疑いまくっていた。
ただ分娩室に移動するだけなのでは?と戸惑っていた。


とりあえず喉が渇いていることに気づき、震える手で水を飲み、
分娩室の椅子に座ってメガネを外していることに気付いた。

私「赤ちゃん…みたいぃぃぃいいいい、目がぁ!目が見えないいいい」
助「メガネかけていましたね、持って来ましょうか?」
私「コンタクトあるんです!コンタクト下さいいいいい!!!」
助「えっ…」
私「コンタクト!言ったらわかると思います!」

とコンタクトを装着できるか疑っていた助産婦さんをしり目に、
ぶるぶる震える手でコンタクト装着。

助「わぁ器用ね…」

私もびっくり。



いよいよ分娩台へ。

私の身長の関係で、分娩台の足を置く位置がしっくりこない。
足を固定しなきゃいけなかったんだけど、
助産婦さんが無言で私の足を固定してくれるんだけど、しっくりこない。
足を固定するつま先の位置に、後ろの足首をどん!と置いて、「せまいせまい」と主張する。

助産婦さんは
「わあ!この置き方がいいの!
ジュリア・ロバーツの映画と同じだわ!!」
と感動していたけれど、どの映画なのかわからず。

妊婦教室に行ったことのなかった私は
急いで呼吸方法の指導を受け、練習。

陣痛の波が来たら
2~3回ゆっくり呼吸したのち、大きく息を吸って力んでスポン!というもの。


途中で助産婦さんがわらわら出てきて、
「お腹出てないわねー未熟児ではないのよね?」
「身長があるからきっと普通よー」

「旦那さん本当に背が高いわねー
あなたも高くて将来はモデルさんねー」

「すごいすごいさっき分娩室に入ったばかりなのにもうすぐじゃない!」

とかどんどん雑談していく。…




もう陣痛は痛いんだけど、
痛さで呼吸を止めるとお腹の赤ちゃんに酸素がいかない、
という理由で陣痛時必死に呼吸をしていた私は
この堂々と力める状況に大変感謝していた。

まぁ力みすぎてたまに「呼吸して!」と言われたけれど…
力むことで下半身に意識を集中できた。


おかげで30分ほどで
「頭出てきましたよ!」のお決まりのセリフを頂戴することに成功。


投げやりな気分で、これが便意だと思っていたけど、
知らんぷりしていた私はびっくり。
「これ○○○じゃないんですか!!!!人の頭なんですか!!??」
と叫びまくり、
「ちゃんと人間の頭よー思いっきり出しちゃってー
頭半分出てきたら、院長先生呼びますね」
と返される。

(先生来る前に産めたら優秀じゃん!)とさらに堂々と踏ん張る。

思ったよりもすぐ産まれそうだったので、
院長先生がきた時はもうほとんど出てきていたらしい。

先生が運動部並に「よっしゃこーい!!!」
と大声で言うので

おっしゃああああああああ」の雄叫びと共に
ずるずる~っと腸が出てきた感覚がして、泣き声が聞こえて、
赤ちゃんが視界に入った。


「産まれた!?ちゃんと産まれましたか!?
手足はある!?(モニターで足だよーとか言われてもよくわからなかったので心配だった)女の子男の子?」

院長「おめでとう!休憩挟んだからすんなり出産したなぁ!な!一旦休憩挟んで良かったやろ!
泣いてたけど、こんなん皆経験しとるんですぞ!」


助「女の子ですよー元気ですよー」
でほっとして次は号泣。

体重3058g、
予定日より7日早い出産でした。


そこで旦那さんを呼んでもらって、
その間に赤ちゃんは小児科へ。
私が旦那さんと力なく話している間に会陰を縫う。

切るより縫う方が痛くて、
「いたあああああい!いつまでつづくの!?終わる!?終わる!?」
とかうざいことを聞いていたorz

記念撮影の時の写真には泣きはらした私の頭を撫でる、
疲れ切った表情の旦那さんの姿が映っています…






以上で分娩終了。

後日談ですが、院長先生は夜中から私の子宮口が開くのを自宅で待っていたそうな。
朝方5時の内診も自宅から来て頂いて、隣の陣痛室で待っていたそう。

先生の言うとおりの時間帯で経過は進んでいたので、
ほんと良い先生に担当してもらってよかった~と思いました。



というか内容が長いですね!
まぁ私の読み返しようで書き始めたものですので、
ところどころ読みづらかったかもしれません。

分娩が終了した直後に、
手帳に書き留めたものをまとめたものがこのブログです。
書きながら色々思い出したよ。

それと

ここまで付き合って下さった方にも感謝いたします。ありがとうございます。


もし何かご質問があれば、私でよければお答えします…ないか…


それではよいお正月を。