床が鳴る
とにかく鳴る
ボロ戸建ではよくあることだが
あまりの鳴りっぷりに心をけずられる
ズダダンッ
ツタタタタンッ
キュキュ〜ン〜
ヌヌッ
ヌヌヌヌヌッ
ヌヌッ、ベリッ
床の下で何が起こっているのか
床一面サウンドパットかな?
と思うほど
踏む場所により多様な音を奏でてくれる
まずはスコープで見てみよう

何だこれは?
いかにも鳴りそうだ
床を開けるしかない
パンドラの箱、それは開けるためにあるのだ👇

いやそんなことはない
軽く覗いてみると
ボロ布が敷いてあり、異様な雰囲気が漂う

ボロ布を触ると何かゴツゴツとした塊がある・・
床鳴りの原因はみつかりました


根太からは音はしませんので、右の古いクギが音源です
クギをカットします

ん、これは・・
骨だ

10センチを超える比較的大きい骨
布の下の塊とはまさか・・
プラ束だけでは少々不安
鋼製束と根太など追加した👇

あとはパテ塗り、ヤスリがけすればOKです
音源ふたつ目を発見👇

写真上部の2本の根太のうち、左の根太は大引まで端がかかっていません
すぐ上を踏むと左の根太にも荷重がかかり、根太がしなり鳴る
→鋼製束で支えました

音源3つ目を発見👇

根太と大引をとめるクギが上下し鳴る
→マルチツールでクギをカット、ビスどめ
音源4つ目

体重をかけると左の土台がほんのわずか上下し
継手部分からかなり大きな音が

→マルチツールで擦れをカット
ほかにも合板の浮きをビスどめしたりして
床鳴りの大合唱から一転、素晴らしい静寂に包まれた


ギシギシストッパーは今回は使わず
いや~毎回1階の床には手を焼かされます
フカフカしていたり、傾いているかと思うとその下の土台が広範囲に腐っていたり
・・・
・・
さて
ボロ布の下をみてみるか・・
ついに私も世にも奇妙な世界に足を踏みいれるときがきたか
いやそのまま安置しておくか
パンドラの箱、それは開けるためにある
おっこれは

レトルトカレーの袋が、床下に
なんだ〜
カレーの鶏の骨か~
布の下のゴツゴツしたものは・・
すべて調湿炭ですね
