しらずしらずのうちに、死語になる | 英語専門塾 ガリレオ先生のブログ

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ガリレオ塾内恒例のTOEIC テストが来週ですが、最近リスニング練習をしていて、こんな会話問題がありました。

 

A: Excuse me, I have found something wrong with my bll.

 

B: Oh, we are very sorry about that.

 

A: I only made two phone calls, not four.

 

Q: What was the woman complaining about?

(A) She didn't receive the bill.

(B) She had a problem using the phone.

(C) There aren't enough pay phone.

(D) The hotel has overcharged her.

 

この問題で、最近の学生たちは状況が読めないことが、わかりました。まずは、赤字のワードですが、

the bill: 請求書

two phone calls: 電話の発信回数(2)  

pay phone: 公衆電話

overcharged: 過剰請求

 

これらの語彙がわからないと困りますが、この会話がホテル内であること!が、ピンとこないのです。

 

日本語訳は、こうです。

A: すみません、私への請求書が少しおかしいのですが?!

B: それは申し訳ございません。

A: 私がした電話は、4回ではなく、2回なんですけど。

 

設問:女性の苦情は何についてです?

(A)請求書を受け取っていない

(B)電話機の使用に問題があった

(C)公衆電話の数が十分でない

(D)ホテルからの過剰請求

 

この短いやり取りだけで、ホテルのチェックアウト時のやりとりであると瞬時に判断しなければなりませんが、

 

そうなんです。スマホが普及したせいで、ホテルの部屋に設置された電話機をまず使わなくなったこと。フロントやルームサービスへ連絡する以外、電話機は使わないのです。だから、ホテルから電話料金が請求させるという発想がまずないわけです。さらには、公衆電話を pablic phone または pay phone と言いますが、ほとんど死語です。先生には簡単なリスニング問題だと思っても、生徒たちにとっては、状況や湧いてくるイメージすらも no idea なわけです。 当たり前だったものが、知らず知らずのうちに消滅し、そして日本語も英単語も、死語になっていくんですね~。

 

答えは、(D)です。

 

 

 

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