編み物話エピローグ。

 

そんなわけでこの冬

マフラーを編んだ私でしたが

基本的にこのことを知っていたのは

わが夫(英国人)と近所の友人たちのみ。

 

いや・・・『途中で投げ出す』公算が

あまりにも自分の中で大きかったもので

前もってそんなことを周囲に触れ回って

後から大恥をかくのは避けたいな、と。

 

一応東京の母(イメージ武将:豊臣秀吉)には

「編み物をしてみようかな」的なことを間接的には

伝えたんですけどまたあの人がね・・・

 

「編み物?編み物ぉ?Norizoが?

・・・ふーん・・・そうなの・・・うん、

まあやってみるといいわよ、うん」

 

「お母様、何その

奥歯に物の挟まった言い方」

 

「ううん、本当にいいことだと思うわ

・・・大丈夫、編み物って簡単なのよ」

 

「え?お母様って編み物できたの?」

 

「ううん、できない。やったことない。でも簡単よ」

 

「・・・編み物をやったことがないのに

何故そう明快に断言できるわけよ」

 

「え?だって編み物できる人って

皆言うじゃない『編み物は簡単』って」

 

「・・・母よ、世間には

謙遜の美徳というものがあってね」

 

「聞いた話によるとマフラーなんかは

本気を出せば一晩で編めちゃうらしいわよ?」

 

「だからそれは上級者の話でしょ?」

 

「違うわよ、マフラーは簡単なのよ」

 

「・・・お母様、マフラーを

自分で編んだことはあるの?」

 

「だから編み物なんてしたことないわよ」

 

「じゃあ何故そんなことを断言できるのです!」

 

「いやだって昔友達に『このマフラー

昨日寝る前にちゃちゃっと編んだの』とか

言われたことあるもの、

あれは絶対に簡単なのよ、

おかーさんはやったことないけど」

 

・・・うちの母は周囲の言葉を

ちょっと素直に

受け取りすぎる時があるんですよね。

 

でもまあ編み物をやってみた感想は

「思ったほど難しくはない」、これです。

 

大事なものは平常心と忍耐力。

 

あと優しい先生がいれば怖いものなし。

 

2018年の新年の抱負に皆様も

『編み物初挑戦』、いかがですか。

 

 

これにて編み物話は一段落

 

明日からは戌年にちなんで

犬の話を始める予定

 

どうかよろしくお願いします

 

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