そんなわけで昨年末に

なんと『編み物』に手を出した私。

 

まあ一度くらいは。

 

人生何事も経験ですし。

 

友人のポーランド人淑女を指南役に

これまた友人のケニア人淑女を同窓として

冬の初め頃に編み物教室を開催。

 

約2時間半の体験教室中

何度棒針を放り出しその場から

走り去りたいと願ったことか・・・

 

しかしそこは体面を重んずる

外面(ソトヅラ)第一主義者の

逃げ場のないところ、

子供だったら「もうイヤー!」で

済ませられることも

悲しいけど私もう大人なのよね。

 

 

網目をなくしちゃ大変だ・・・

 

それでも人間それなりに段を増やせますと

ある程度の達成感は得られるものです。

 

 

 

そしてここまで段を増やしたからには

少なくともこの編み物だけは

完成させないことにはそれはもう勿体ない。

 

(私の行動原理の基本は

いつもこれ、この吝嗇精神)

 

「・・・今日、家に帰って寝る前に

もう一度編み方を復習すれば

今後もそれなりに編み進めそうな気が・・・」

 

焦点の合わない目をして呟く私に

(ほら、2時間半

手元ばかり見つめていたから)

先生役のポーランド淑女は

「わからない点があれば

いつでも声をかけてくれていいのよ。

遠慮しちゃ駄目よ。

本当にいつでもいいんだからね」

 

我々は指導者に恵まれたねえ、と

教室の帰り道にケニア人淑女と私は

同意することしきり、それはいいとして

その帰路に私は車のギアを

立て続けに4回ほど入れ間違え

「・・・ねえ、3回目まではマナーとして

気付かないふりをしていたんだけど、

Norizo、あなた、大丈夫?

普段のあなた、こんなことないわよ?」

 

「・・・何だろう、これまで使ったことのない

脳の部位を突然使いすぎちゃったのか・・・」

 

脳が疲れた自覚はなかったのですが

もしかしたら疲れを自覚できない程に

普段使っていない個所を準備運動なしに

使い込み過ぎたのかもしれないです。

 

凄いわ、編み物・・・!

 

ちなみに私はその後

モーターウェイの降り口も間違え

遠回りをして家に帰ることに。

 

そんなわけで

編み物物語は続くのであった。

 

以下、次号!

 

 

大人になってから編み物に手を出して

本当によかったと私は思っております

 

根気のなさに比例して

無駄に諦めのよかった若き日の私が

こんな趣味に挑戦した日には

絶対に途中(たぶん3段目くらい)で

毛糸を投げ出していたことでしょう

 

あと先生につけたのもよかったです

 

試行錯誤は大事ですけど

ある程度の基礎は

確かな先人に教わりたいもの

 

忍耐力に自信アリ、なあなたも

網目を数えるとか

想像するだけで無理、なあなたも

お帰りの前に1クリックを

人気ブログランキングへ