そんなわけで(どんなわけかは
昨日の記事をご覧ください)
わが母(イメージ武将:豊臣秀吉)は
現在手首を負傷中。

「日常生活に不便はあるんですか」
と電話で尋ねたところ
「不便も不便よ。右手が使えないから
服もきちんとした服は着られないし、
それにお化粧ができなくて・・・
お母さんは今すごい顔をしているわよ!
(転倒の際顔も少し打ったらしく、
もう色々な意味で『すごい』と本人談)
だから日の出ている間は
外に出ないことにしたの。
怖いでしょ?そういう女の人と
突然道ですれ違っちゃったりしたら。
外出は夜だけにしているの」

・・・お母さん、そんな女性とすれ違うのは
昼よりも夜のほうが怖いと思うんですけど・・・

「でもお化粧も出来ないほどの怪我なら
家事も出来ないでしょ。どうしているのです」

「それなんだけどね、明日から
貴方のお父さん(イメージ武将・石田三成)が
食事は担当するって言ってくれているわ」

「・・・あの、うちの父が
最後に自分で食事を作ったのって
それはいつの話になるんでしょうか」

「・・・」

察してくれたまえ


いや・・・まあ・・・
うちの父は基本的に器用ですから
そこらへんは何とかなる気もするんですが、
でもなあ、あの人なあ、
愛妻家をこじらせているというか
今回の母の怪我では
相当動揺している様子なんですが
そこらへん渦中の本人と母は
どのように認識しているのか・・・

われわれ子供たちに
母の事故について知らせてくれたメールでも
緊急時の冷静沈着をこそ美徳とするあの父が
怪我の部位を間違えているわ
怪我の数も割増し報告しているわ
あとせめて『きゅうきゅうしゃ』くらいは
漢字変換していただけませんっ?

いくつになってもね、子供にとって
親の狼狽する姿ってのは
結構怖いものなんです!

なお、母から聞いた話によりますと
母が救急車で搬送される際
「あ!お財布と保険証は持ったけど
携帯をカバンに入れ忘れたわ!」

母の言葉を聞いて父はすぐに
「携帯!うん、携帯は持って行かないと!
あ、君はそのまま動かないで!
僕が携帯を持って来てあげるから!
(ここらへんわが父は真実優しい)
携帯・・・君の携帯・・・
君の携帯ってどこにあるっけ?」

「・・・三成さんの目の前にあるわ」

「何!僕の目の前に!携帯・・・
君の携帯・・・僕の目の前の携帯・・・」

父には真正面にある携帯が
文字通り『目に入らなかった』そうです・・・

噂では救急隊員さんまでもが
「旦那さん!落ち着いて!」
とか苦笑する微笑ましさであったらしい。

しかし!私は父を笑えない!

配偶者の突然の怪我とか病気とか
あれは本当に怖いものなんです!

私も南米で経験がある!

「僕も今年それを経験しましたよ」
とはわが夫(英国人)の言でございまして
・・・はい、すみません。

皆様も不慮の事故・罹患にはお気をつけて。


本年春の私の緊急手術後
「着替えの下着を持ってきてもらえまいか。
傷口に障らないようなデザインのを」
という私の頼みに夫はもちろん!と
胸を叩いたのですが、家に帰ってから
「シンプルなデザインってどういうこと?」
という疑問の泥沼に沈み込んでしまったらしく、
翌日、サンタクロースもびっくりな
大袋を抱えて病室に現れました

袋の中身は私が引き出しにしまっていた
下着類のすべて、ええ、すべてよ

しかも私はちゃんと1枚1枚たたんで
引き出しに入れておいたのに
それを全部まとめてごちゃごちゃにしやがって、
あ、失礼、言葉が乱れました

さらにその上夫はその袋を
私が退院したその日まで寝室の床に
ごろりと投げ出しておりまして
あのさあ!袋に入っているからって
それを床に置くっていうのはさあ!

・・・いや本当、人間
健康を大事にしたいものです

皆様、お大事に
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