我が家では基本的に
紅茶をいれる担当は私で
コーヒーをいれる担当は夫(英国人)。

まあだからといって
私がコーヒーをいれられない
訳ではありませぬ。

というわけで、夫の出張中は
自分の分のコーヒーを
自分でいれるので
まったく問題はないわけです
・・・という私の見込みは甘かった。

我が家のコーヒーのいれ方:
1.コーヒーポット(プランジャー)と
カップをお湯で温める。
2.ポットにコーヒー粉とお湯を入れ、
フォークで1度かきまわしてから
ふたをして蒸らす。
3.鍋で牛乳を温める。
4.ポットのプランジャーを下げて
コーヒー液を抽出。
5.温めた牛乳とコーヒーを
カップに入れて出来上がり。

この「2」で毎回失敗をする
私の料理の腕とはいったい・・・

まず第1回目は
お湯の温度が高すぎて失敗。

ポットにお湯を注いでいる時点で
悪い予感はしたんです、
ちょっと危険な香りが漂ったので。

懸念は的中、コーヒーは見事に
酸味の強い仕上がりに。

しかしまあ誰にでも不注意はある!

ということで第2回目は
いったん沸騰させたお湯を
少し冷ましてからポットに投入。

ええ、賢明な皆様には
事態を察していただけましたね、
今度はお湯を冷ましすぎました。

何かしら、「ぬるいコーヒー」って
しみじみと物悲しい味がしますよね。

第3回目からは成功、というか
心の奥底で『夫の作るコーヒー』の
味を目指すことを意識的に諦めまして、
まあ私のコーヒーだって
普通のコーヒーとしては
それなりに飲めるんです!

あれなんですよね、
コーヒーとか紅茶とか
ご飯の炊き具合とか
トーストへのバターのぬり方とか、
普段それほど気にせず
口にしているものほど
個人や家庭の癖が出るので
その味が変わると気になるんですよね。

そうです、これはそういうことなんです!

私の腕が夫に
劣るというわけではないのです!

月に向かって遠吠えをしながら
負け犬の夜は更けるのでした。

わおーん。


なお夫のコーヒーは私にとっては
「この上なく美味しい」味なのですが
先日遊びに来たスペイン人夫妻には
決定的な『駄目味』だったらしいです

スペイン人夫妻は
すごくいい人たちだったため
直球でそんなことは
言わなかったのですが
「君の家のコーヒーって・・・
スペイン風のコーヒーとは
ずいぶん違うんだね・・・
ほら、スペインのコーヒーは
もっと濃縮されているっていうか
濃くて強いんだよね・・・うん・・・
なんだろう、これは我々の考える
『コーヒー』とは
違う飲み物って感じなんだよね・・・」

たぶん我々日本人が
欧州のどこかの友人宅に招かれ
「緑茶を出すわね」といわれ
砂糖とクリームの入ったグリーンティーを
出されたのと同じ
衝撃だったのではないかと思います

み、みんな違ってみんないい、ですよね!

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