ガイ・フォークス・ナイト が終わると

スーパーの『特設花火販売所』は

速やかに閉鎖されます。


そして一部の売れ残り花火が

廉価販売されるという仕組み。


「どうかね、半額だが、どうかね」

と、さりげなく夫(英国人)に

当節の小売業界事情を伝えたところ

「何度も言うように、僕は自分の

大事なお金を煙に変える趣味はないです」


「・・・君、もしかして、私に付き合って

花火大会に出かけるのも嫌だったりするのか」

「それは大丈夫です」

「あ、それは楽しいの?」

「あの場合、燃えているのは他人のお金ですし。

胸の痛む思いはしますが、人は人、我は我です」


こんな夫ではありますが、

数日前の花火大会ではきちんと

『大会準備のための寄付金』を

支払っておりました。


(入場料とは別に

善意の見学者が支払うもの)


『よき市民』としての自覚ある行動に

躊躇はない模様です。


「しかし君は本当に

花火が好きなんですね」

「うん、だって楽しいだろ」

「近所の悪ガキが家のポストに

火のついた打ち上げ花火を

ねじ込んできても、

君は同じことが言えますか

「おい、何だそれは、

それはまたまったく違う話だろ!

というか、どこからそんな

薄暗い発想が出てくるんだよ!


時々夫が心配です。



でもね、去年(もう去年か、早いな)、

甥っ子の謙信君 とその家族と

私の両親と叔父叔母で旅行に出かけ

夜に花火大会をしたんですけど


喜び勇んで「花火セット(特大)」を

2個用意した私に大人たちは冷たかった


「え?特大2個?Norizo、

あなた、何時間花火をする気?」


謙信の父(わが義弟)に至っては

花火大会の途中で

「はい、大人もちゃんと参加する!

花火はまだ山ほどあります、

速やかに消費してください、

ああ、Norizoさんの夫君、君は

片手に2個ずつ花火を持って

一気に4つ火をつけてください、

そうでもしないと終わりませんからね!」


・・・もしかして私が

常軌を逸した花火好きである、

というオチなのかな


いいんだ、謙信君は

喜んでいてくれたみたいだから、いいんだ

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