燻製タラを晩御飯に食べましたら、

一夜明けた今日、部屋がどうも魚臭い


寒さが厳しいので

うかつに窓も開けられないし、

まあしかしそのうち臭いは消えるだろう、

と鷹揚に構えておりましたら

昼下がりに玄関をノックする音が。


ドアののぞき穴から外を見ると

荷物を抱えた配達屋さんが。


「あの、お隣の部屋に届け物なんですが、

お留守でして、もし可能でしたら

こちらのお荷物を預かっていただけませんか」


ああ、それはもちろん構いませんよ、

と玄関扉を開いた瞬間に

私は我が家の本日の

フレグランスを思い出したのです。


「いやー、助かります、ありがとう」

と微笑む配達のお兄さんについ

「あの、ところですみません、この臭い」


「はい?」


「いや、その、魚臭いでしょ?

昨日の夕飯がお魚で、それで。

なんか申し訳ありませんね」


お兄さんはてきぱきと

配達伝票を整理しながら

「そんな、全然気になりませんよ!

というかですね、実際の話、僕はこうやって

色々なお宅にお邪魔するでしょう?

信じてください、世間には

想像を絶する悪臭を放つ家

存在するんです!」


「お兄さん!それはちょっとお兄さん!」


「そして何が怖いって、

そういう家に住む人は自分の家が

臭いかも、とかちっとも

気にしていないご様子なんですよ!

だから貴方の家は大丈夫です

・・・サインこちらにお願いします」


そろそろ年末の大掃除の季節ですね。


お互い、臭い対策、頑張りましょう。


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