久しぶりのプロレス生観戦。新日のG1はどう映ったか? | 仙台城 謎の覆面ガイド「すこっち」のブログ

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平日はフツーの会社員、しかし週末は伊達政宗の居城「仙台城」にてボランティアガイドを務める謎の男、「すこっち」。
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どうも、すこっちです。(^。^)


あれだけ熱が入っていたプロレス鑑賞から、足が遠のいて何年が経っただろう。


仕事も忙しかった。コロナ禍でプロレスそのものがトーンダウンしたというのもあった。


中西学のG1優勝から7年連続で仙台から夜行バスで両国の決勝戦を生観戦するほどの熱の入れようだったのに、変われば変わるものである。


実は今日久々に新日本プロレスのG1クライマックス仙台大会を生観戦して来ました。





ゼビオアリーナ仙台は映像と音響効果も最適で

会場としては◎。


悪くない、やっぱ面白いですねプロレスって。

これだけの魅力あるコンテンツがもっと日の目を見てもいいはずなのに、コロナ禍もあり人の好みが多様化したせいで、斜陽な存在になりつつあるプロレス。


もう一度あの賑わいを取り戻すのはなかなか難しいのかもなぁ。


でね、ここから先は昭和から平成のプロレス観を持つアタシが令和のプロレスを生観戦して気づいたこと、感じたことを書きます。


その1「持ち込み自由で販売なしの飲食」


昭和から平成のプロレスといったら、飲み食いしながらの観戦は当たり前だった。お弁当を買って行ったり、お酒を飲みながらといういわゆる大衆娯楽の一環だったプロレス。


それが、飲食物持ち込みのチェックも無ければ、売店に飲食販売のブースもない。(あるのはグッズ販売のみ)個人が自由に持ち込んでOKという設定だが、試合中に飲み食いしている人はほとんどいなかった。(水分補給用のドリンクぐらいかな)プロレスも純粋に試合を楽しむスポーツライクに変貌したのである。


その2「試合開始前にプロレスのルール説明がある」


これびっくりだよねー。プロレス観戦初心者向けにプロレスのルール説明の動画が流される。

「カウントスリーが入ったら負け」とか、「ギブアップしたら負け」とかうちらにしたら、「今さら何言ってんの?」みたいなことが懇切丁寧に説明されている。

プロレスフリークの裾野が広がり、ビギナーに寄せていっている「やさしいプロレス」ということになるのかな。


その3「やたらとユニットやらキャッチフレーズが多い」


選手が所属しているユニット数がやたらと多い。ようは「何々組」みたいなものだけど、多すぎて誰がどのユニットなのか?覚えられんよ。選手のキャッチフレーズも多すぎてよー分からん。予習ありきの不安目線かい?


その4「試合は休憩なしのノンストップ」


試合が始まったら、休憩なしのノンストップで大会は進行するのです。休憩中のグッズ販売や飲食なんてものは眼中にない、合理主義でただただ突っ走る。


会場内は不思議とトイレに席を立つ人も少なかったように思う。充実はするけど、座りっぱなしでお尻と腰が痛いのよ。


その5「試合後の反省会なんてない」


昔はね、ありました。試合後に居酒屋で反省会と称して、思い入れのあった試合の感想戦の延長戦がね。今は見終わったらみんなさっさと帰る。タイパ重視の世の中なのだわね。


試合後に「後味を味わう」という汗臭い昭和のオヤジ文化は、コスパとタイパ重視のスポーツライクに姿を変えたプロレスには似つかわしくないのかなぁ。


それにしても棚橋も内藤も動きが鈍かったなあ。全盛期を知るアタシとしては、ちょっと残念だったわ。コンディション不良なのか?年齢から来るソレなのか?分かりませんけどね。


ヤングライオンがあっと言う間にG1に出場出来てしまうというのは、人材育成の進歩なのか?昨今のコンプラ重視によるヒエラルキーの崩壊なのか?


以上が気づいた事と感想ですが、時代と共に生き残りのためにプロレスも進化して来たって事なんでしょうかね。