「フランス語虎の穴」の2日目はどうなったのか? | 仙台城 謎の覆面ガイド「すこっち」のブログ

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2泊3日の盛岡旅もとい放送大学の面接授業「初歩から学ぶフランス語」も今日が最終日。

 

初日が終わって、かなり憂鬱な気持ちのままだったけど1日寝て起きて切り替えることにしました。

 

2日目の授業はこれまたかなり濃いのなんのって。

 

つくづくフランス語の唯我独尊、絶対王政主義が積み重ねてきた「オレ流」が学習意欲を阻む最大のモンスターなんだろうなぁと思いましたよ。

 

まあ、授業の内容をくどくどと並べ立ててもしょうがないので、今日は先生の授業で脇道にそれたこぼれ話を披露しますね。

 

その1「ジャンヌ・ダルクの街は超遠いし、超田舎だった」

 

先生はフランスの中でもジャンヌ・ダルク推しだそうで、彼女の研究を熱心されていたんだそうです。んでもって、実際にジャンヌ・ダルクにゆかりの都市オルレアンや彼女の生家が残っているドンレミという街も訪れたことがあるんだそうですが、これがまためっちゃ遠いし、レストランが1件もない超ド田舎。離れた隣町に、辛うじてようやく宿屋兼食堂が1件。

 

フランスと言っても、地方に行けばそんなもんなんだそうです。そう考えると、日本って田舎に行ってもコンビニぐらいはあるんだから、大変便利な国なのかもなぁ。

 

その2「600年前の建造物が残っているから、凄い」

 

先ほど紹介したジャンヌ・ダルクって1412年生まれで19歳で処刑されている。(詳しいことはググってみてね)なのに、彼女の生家や神のお告げを聞いた泉や幽閉されたルーアンの塔なんかが未だに現存しているそうな。今が2024年だから600年以上前のものだ。

そう考えると、国土が広かったり、地震や戦火の被害を受けなかったり、古いものを守り保護していこうという文化が根づいていたりっていうのが、関係していたのかな。

そういう意味じゃあ、日本は文化財の保護には優しくない環境の国だったのかもなぁ。

 

その3「フランスには長いものには巻かれろ」と同義語のことわざはない

 

これはねぇ、さすがはフランス革命の国だと思わせるわ。

先生がフランス人にことわざについていろいろ聞いてみたんだそうです。そしたら、国は違えど似たようなことわざはだいたいあったそうですが、「長いものには巻かれろ」ということわざだけは同じようなことわざがみつからなかったそうなんです。

 

まあ、日本に例えて言うならば、農民や商人が一揆を起こして、天皇を市民の目の間で処刑して自治政府を樹立したようなことを成し遂げた国民のDNAが脈々と受け継がれているんでしょうから、「お上に逆らわない方が身のためだ」という日本人特有のご都合主義は受け入れられなかったと見るべきなんでしょうかね。

 

その4「白馬の王子様が現れる的な表現もフランスにはない」

 

あれれ?そうなんだ。アタシはてっきり白馬=ホワイトナイト=騎馬=ヨーロッパって思ってたけど、そうじゃないんだね。「白馬に跨った王子様が女性の前に現れる」というのはどうやら東洋人特有の発想らしく、西洋=ヨーロッパに対する憧れの延長線上にロマンチックな要素が融合されて出来たものらしいです。そう言えば有名な時代劇「暴れん坊将軍」がオープニングで乗っていた馬は白馬だったような、、、。ってえことはリアル「白馬の王子様」?

 

あーそうそう、結局面接授業の評点は2日間の受講記録とレポートのみで単位認定されるそうで、なんとか乗り切れたのではないでしょうか?(レポートはそれなりの自信作です)

 

フランス語って、全てのものに男性名詞と女性名詞がある「なんでやねん!」と漫才でいうツッコミをいれたくなるようなところが満載なんです。正直、「もう無理!」ってアレルギー反応を起こしてリタイヤしたくなる人は10人中8人はいるでしょう。

 

でも、この「なんでやねん!」を諦めずに掘り下げて学習していく2割の人が、まるで「くさや」のような魅力がやみつきになり、ハマっていくものなのではないかという感じがしました。

(くさやは食べたことはありませんけどね)