どうも、すこっちです。(^o^)
ネット動画配信のパラビを契約してTBSの見逃したドラマの復習を始めた、私すこっち。
きっかけは過去の内館牧子先生の作品に触れてみたいということから、「明日があるから」を皮切りに見始めたんですが、いやーやっぱ連続ドラマをイッキ見出来るって、うれしいですねえ。時間も自分の都合に合わせられるし、なんだったらWi-Fiの利く外出先でも観られる。アタシと同じ年代の人は、毎週○曜日の夜9時~という曜日と時間の拘束ありきだったからねえ~。ビデオもあったけど、見ないうちに一週間が立ってしまったりもしたし、そう考えるとホント便利な世の中でありんす。
さて、以前ブログにも書いたとおり、「恋は続くよどこまでも」の胸キュン恋愛ドラマにハマった私だったんですが、「恋は~」の後にこれまたヒット作と語り継がれているのに、観ていなかった。「私の家政夫ナギサさん」を今回鑑賞しました。
率直な感想を述べさせて頂きますと、「いやー超面白かった!!!(^o^)」
観ていない人はごめんなさいm(_ _)m。観たって人は一緒に振り返ってみてください。
「恋は~」は恋愛直球一本勝負の中に、コミカルな要素を散りばめて恋愛特有のトキメキというかキュンキュンする部分もふんだんに盛り込まれた作品だった。
それに引き換え、「私の家政婦~」は家政婦は男性でしかもおじさんという異色な設定。それが、後半恋愛ドラマとして見事に成就しているんだから、凄い。まあ、原作は漫画なんですが、発想の転換、ある意味チャレンジだよね、コンセプトがさ。
それじゃあ、行ってみるとしますかすこっちの「私の家政夫ナギサさん」の魅力!
その1.「役がハマり過ぎ、お芝居も秀逸です!」
このドラマの魅力はいろんなところにあるんです。家政婦がおじさんって言う奇抜なアイデアから展開するストーリーはもちろんなのですが、それを演じる役者がまた素晴らしい。まずは、主人公の相原メイ役の多部未華子がドハマり過ぎですね。自堕落な生活、仕事の出来る感、そして強引な一直線主義。どれもドラマの中の役としてのキャラなんだけど、その人となりがね~、本当に相原メイという架空の人格になりきっていた。っていうか、そのものって感じがしたよ。何が楽しいってね、メイとナギサさんの恋愛ストーリーの進展よりも、多部未華子が演じる相原メイの一挙手一投足を観るのが一番楽しかった。
そして、ナギサさん役の大森南朋(なお)さんの演技でしょうなあ。渚さんの控えめでまるで執事のような態度。(まあ、家政婦ですからね)それに、おじさんなのに変におじさんっぽくはない清潔感も醸し出している。それでいて、情熱と誠意が感じられてとっても好感が持てるナギサさんだったかな。
こんな2人の掛け合いがここまで、ピッタリとハマったドラマを観れたことがなによりの幸せです。(^_^)
その2.「脇を固めるサブキャラがまた良い味を出している」
これもねー、「恋は続くよ~」でも感じたんですが、ドラマはそこそこの人数のサブキャラがいた方がいい。少な過ぎても多過ぎてもダメね。そんでもって、この脇を固めるサブキャラが良い味を出してるってところがドラマの最大の魅力と言ってもいいかもしんない。そういう意味で言うと、この「私の家政婦~」は申し分ないですね。妹役の唯に同僚で仲良しの薫、ライバルの田所に肥後先生。もう、どれをとっても個性が充実していて、観ていて飽きない。サブキャラだけのドラマを作っても結構ウケると思います。
これからの時代は、ドラマも会社も成功の鍵はサブキャラにあり!ってか。
その3.「恋愛ドラマなのにキスシーンも○○シーンもなし?」
最終的には結婚するメイとナギサさんなのですが、このドラマは恋愛ドラマだというのに、2人のキスシーンもましてやその先のシーンも無い。もちろん、他のサブキャラのそういうシーンも出て来ない。普通の恋愛ドラマだったら、誤解されるようなやりとりやらジェラシーふつふつみたいなシーンがあるもんだけど、このドラマに至っては全くの皆無。でも、不思議とそれが無くても許せちゃうし、楽しめちゃうんです。「そんなん無くても、十分楽しいでしょう。」、「はい、その通りです。」って返事しちゃいたくなるくらいの説得力みたいなものが、このドラマにはあるから不思議なんですよねぇ。たまに、映画とか観ているとあるよね~「ここで、このラブシーン、この濡れ場必要か?」って作品が。
その4.「北斗の拳を散りばめる世界観」
アタシは原作の漫画を読んだことが無いんですけど、ところどころに散りばめられている「北斗の拳」のセリフや登場人物を例えるところなんかは、作者さんの思い入れなんですかね。でも、そういうのって大事だと思います。自分の中の価値観で、これだけは譲れない、これだけは散りばめたいっていうものがある人と無い人では断然、ある人の方が楽しくて豊かな人生を過ごせるとアタシは思うな。
やっぱ、「我が生涯に一片の悔い無し」ですかね。
最後に、データ的な部分で言うと、TBSの火曜ドラマというくくりでは、この「私の家政夫ナギサさん」は
最高視聴率が最終回の19.6%で平均視聴率が15.1%。最高視聴率はあの「逃げるは恥だが役に立つ」(20.8%)に次いで2位。だけど、平均視聴率は見事にその「逃げ恥」(14.5%)超えを達成し、堂々の1位に輝いたんだそうな。
アタシはまだ「逃げ恥」は観ていませんが、どっちかって言うと最後のダンスに注目が集まっていたり、ガッキー人気に引っ張られた感が大きいような気がする。まあ、人の好みは様々ではありますが、この「私の家政夫ナギサさん」。観ておいて、損は無い!私、すこっちが太鼓判を押しちゃいます!
なんだかんだ言っても、無骨だけど誠実で真摯な生き方をしてきたナギサさんが最後にハッピーエンドを迎えられて、大感動でした。最近は映画もドラマもバッドエンドな作品が多く作られるようになりましたけど、やっぱり「半沢直樹」の一言、「ひたむきで働いた者が誠実に評価されること」はストーリーの根幹であって欲しいと願う、今日この頃です。(^o^)
観ていないという方は、是非ともご覧あれ。