すこっち探検隊が行くin「銀杏町にある乳銀杏」 | 仙台城 謎の覆面ガイド「すこっち」のブログ

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平日はフツーの会社員、しかし週末は伊達政宗の居城「仙台城」にてボランティアガイドを務める謎の男、「すこっち」。
ウィスキー好きで名付けたハンドルネームで、ジャンルを問わず、縦横無尽にブログで語り尽くします。

あなたも「すこっち」に酔いしれてみませんか?

どうも、すこっちです。!(^^)!

 

人間というものは、常日頃から興味を持って周りを見る意識があるだけで、新たな発見が出来るものだったりするのです。今日は、私にとってそんな発見が出来た日でした。

 

仙台に「銀杏町」という地名があります。もともとは「苦竹」と言う地名だったのですが、ここには知る人ぞ知る立派な国指定の天然記念物があるのです。それは、「乳銀杏」。それはそれは見事な銀杏の大木なのです。この存在を私はしばらく前に図書館から借りた本で知ってはいたんですけど、実物を見たことはなかった。場所も今一つ分からなかった(調べようとして無かったのね)し、そこまで見たいという意欲も湧かなかったんですかね。

 

ところが、今日偶然仕事でお役所に書類を取りに行った帰りに偶然、この「乳銀杏」を発見!念願の「乳銀杏」とご対面をすることが出来たのです。

 

道路に面したところに、赤い鳥居が見えたんです。「宮城野八幡神社」の石柱が建っていました。

フツーの人なら仕事中だし、先を急ぐのでそのまま通り過ぎるところなのですが、そこは好奇心旺盛な私、「すこっち」。なんかねー、あの赤い鳥居が「おい、おいこのまま素通りするのかよ?」って語り掛けてくれたような気がしたんですね~。!(^^)!なので、さっそく車を止めてお参りすることにしたんです。

 

こじんまりしてるけど、なかなかの存在感を感じさせる鳥居でしょ!この「宮城野八幡神社」も実は恐るべしなんです、創建が798年だから、奈良の都から平安京に遷都した頃ってことだよね。

 

んでもって、無事にお参りを済ませてふと隣を見渡すと、こんな看板が目に留まりました。

 

「乳銀杏」って、これひょっとして、もしかしてあの「乳銀杏」ですよね!!なあんだ、ここにあったのね~。なんと言う偶然、というか奇跡に近いかも、、、。すこっちの期待は高まる、胸は高鳴る。

 

こんな説明書きがありました。国指定の天然記念物になったのが、大正15年。これだけでも、なかなかのステータスなんだけど、なになに「樹齢1200年」って、2018-1200=818年だとすると、794年の平安京遷都(なくよ うぐいす 平安遷都と語呂合わせで覚えてた)よりも前の奈良時代からこの地に植えられていたらしいのです。う~ん、凄い、凄すぎる。そんでもって、その「乳銀杏」がこちら↓

 

写真だけでは、全てを伝えきれないのが残念なのですが、まあーとにかくその存在感がハンパない。

この樹を見ているだけで、なんか心が洗われて素直になれるような気がしたのは私だけでしょうか?

時間があったら、ず~っと見ていたいような、そんなオーラを感じさせる癒しの「御神木」なのです。

 

なんでも、聖武天皇(奈良の大仏を建てろっていた人だね)の乳母の遺言でこの木を植えたという伝説が残っているんだそうです。(そーなると、いつからあるの?)

 

仙台という街が出来るずーーーーっと昔から、この銀杏の木は宮城野の一角で人々の歴史を見てきたんですかね~。切り倒されることも、枯れることも無く。ましてや仙台空襲の影響を受けることも無く、今日まで命をつないできたという事に対して心から敬意を表したいと思ってしまう。

 

ご覧になったことが無いという方は、宮城県に住んでいて、大変もったいないです。

 

是非とも、この「乳銀杏」のヒーリングを味わってみてはいかがでしょうか?

太古の浪漫に心を馳せるのも悪くないかもです。