Scorpionsブログをご覧の皆様、はじめまして。新2RB/DE(#99)の上田賢典です。Recruit Blog 20202弾ということで、僕が1年間アメフトをしてきて感じたアメフト特有の面白さを述べたいと思います。


僕がアメフトで最も面白いと思うのは、毎回playが止まるところです。サッカーで例えるなら1つパスを通す毎にホイッスルが鳴ってその地点から仕切り直すようなもので、それくらい頻繁にplayが止まるのです。そしてplayが止まっている間には、次にどんなplayをするか作戦会議をするのです。


毎回選手が静止している状態から始まるので、選手が入り乱れてごちゃごちゃして何をしているのか分からないという状況には陥らず、他のスポーツと比較してより緻密な作戦が実行できます。どれほど作戦が重要であるかと言えば、1回の作戦会議の時間には40秒与えられる一方で、1回のplayの時間は平均して4秒しかありません。僕たちの所属する関東医科歯科リーグの試合時間は10×4クォーターですが、そのうちの10分間も実際にはplayしていないのです。アメフトは"脳筋"なスポーツのように思われがちですが、短時間で作戦を遂行するためにはむしろ"筋肉まで脳"でないとできないスポーツなのです。


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https://www.google.co.jp/amp/s/qz.com/150577/an-average-nfl-game-more-than-100-commercials-and-just-11-minutes-of-play/amp/

↑NFL(アメリカのプロリーグ)でも、合計60分の試合時間で実際にボールが動いているのはたったの11分しかないそうです!

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他に、アメフトには変なルールがあります。アメフトは間違いなく球技ですが、「OL(オフェンスライン)はボールを触ってはいけない」というルールがあります。アメフトは分業がはっきりしていて、選手の中でもOLは相手をブロックすることに、QB(クォーターバック)はボールを投げることに、RB(ランニングバック)はボールを持って走ることに、WR(ワイドレシーバー)はボールを捕ることに専念します。ポジションごとに求められる体格も技術も全く違うのです。このためアメフトは究極のチームスポーツであると言われ、しかも高校までの経験者が少なく大学スポーツで始めやすいことも相まって、誰でも活躍することができるのです。新入生のみなさんがスタープレイヤーになる日を楽しみにしています。




夏と冬の2回の合宿で、同期たちと撮った写真です!