母は何と葛藤しているのだろう。
自分を生きる道を歩こうとしている娘の私。
そんな私が、
母を必要としなくなることが怖いのかな。
何を言いたいのだろう。
母の心の中にあと一言あるのは、
もしかすると「寂しいの、置いて行かないで…」
なのかしら。
置いてくなんて、嫌いになるなんて、
そんなことは一生ないのにな。
私は一生、母を必要とする。
それは何かしてほしい、ではなくて、
ただそこに居てくれるだけでいいの。
それだけで価値があるの。
何もしてくれなくていいの。
あなたは自信を持ちなさいよ!
と言う言葉に、
自信を持って遠くに行ってしまわないで、
と反対の言葉が聞こえてくる。
母は苦しいだろう。
母として私の前にいてくれなくてもいいのに。
それは無理なことか。
母としていることが、辛いだろうなと感じる。
母としての言葉と、
母以前の1人の人間としての言葉が、
きっと全く正反対なのだろう。
母として応援してあげたいが、
私という人間としてはひたすら寂しい。
ごめんだけど、
私はお母さんが苦しんでるほど苦しくない。
平静です。
お母さんの訴えに心は動きません。
でもお母さんの言いたいことは、共感している。
でもそれだけでは不満らしいが。
そんな話を聞きながらも、
私はお母さんに感謝していた。
お母さんに愛を持っていた。
母の心に太陽の光が輝きますように。