「仮にあと半年で死んでも人生に悔いのないように」とか言うと、周囲からはまた大げさな、と冗談のように一笑に付されるものだ。

 
危機の捉え方は人それぞれだが、個人的には真にそう思って今動いている。
 
既存の上下関係や枠組みはすっ飛ばして、次の時代を担う人、育てる人に届いて欲しい。
 
死にかけたことがない人は、そこそこの年齢でもあと何十年も生きられるような根拠のない妄想を抱いているものだ。
 
もしくはありのままでいたら誰かが助けてくれるのだろうか。
 
国や学校の言いなりで生きて、生き抜く力が蓄えられていないのは明明白白である。
 
この未曾有の事態になっていても、緩くて浅い幻想に命を預ける心許なさは変わってはいない。
 
初夏の清々しい季節に助けられ、事態とは裏腹に活発に今動けることがあるはずだ。
 
身体の生死のみに関わらず、常識、金融、仕事、環境、文化もろもろが一度死に、改めて創造する段階に突入している。
 
既に死を告知されているのに、気づかないふりをして過去にしがみつき彷徨わないように。
 
新しい文化と動きを共に創り出す人たちを集めている。
 
押しつけられた同調圧力でなく、色と専門性のある人たちが新たな和を創り出すだろう。