前回試験で出題されました。

「キャリアコンサルタントが担うべき役割の拡大・深化」に関して「正しくないもの」を選択させる設問でしたね。

○キャリア形成に関わる社会環境変化、労働政策上の要請等の下、キャリアコンサルタントは、個人として、また、専門家集団としても、以下の役割をより確実に、幅広く担うことが期待とあります。

■非正規の若者、子育て女性、シニア等、労働者各層が直面する、また仕事と治療の両立等のキャリア形成上の具体的な課題解決への貢献

■職業生活設計に即した学び直しの具体の機会への結びつけ、そのキャリア形成上の活用等のガイダンス

■企業の人材育成方針を踏まえ、人事部局、マネージャー等とも連携した、企業内での効果的なキャリア支援の仕組み(セルフ・キャリアドック等)整備、担い手としての役割発揮

■上記諸点を含め、労働者のキャリアを巡る様々な変化等の理解を踏まえた、支援対象者の主体性を尊重した、実践的で安定感のあるキャリア支援の展開、普及


倫理の観点からも「精神的疾病の症状を理解して疾病の可能性のある相談者への診断の告知」がふさわしくないことは明らかですね。

代表的な精神的疾病を知っておくことは必要ですが、診断の告知をキャリアコンサルタントが行うことはNGです。

国家資格である以上、国がこの資格保有者にどのようなことを期待しているか知ることは大事です。

キャリアコンサルタントが可能な限り具備すべき能力を拡充・明確化し、これを養成・更新講習のカリキュラム、国家資格試験科目、キャリアコンサルティング職種技能検定試験科目・設計等に盛り込むほか、様々な施策・事業にも反映し、連動した展開を図ることで「より役に立つキャリコン」の量質両面での養成・活躍促進を期す必要があると記載があります。

養成講習の全体時間数:140時間→150時間程度に増えますよね。

これを受けて、実際の試験にもどのような影響が出るかは皆さん気になるところだと思います。

ふたを開けてみないと分からないところではありますが、スピード感ある情報更新はかけていきたいと思っています。

気になるところだとは思いますが、まずは「今年度必ず合格」を肝に銘じて試験対策に取り組んでいきましょう!

「キャリアコンサルタントの能力要件の見直し等に関する報告書」を公表します
~職業生涯にわたる職業生活設計支援に関する知識・技能の拡充・強化を提言~
https://www.mhlw.go.jp/stf/houdou/0000199219.html

 

 


 



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