今シーズンの七里の寒ブリに備えて新しくジグ製作を開始。



七里の場合は全てドテラ流しの釣りになるので、水深130m、風速9m、これをドテラ流しでやるとものすごい勢いでラインが横に走ります。



市販のジグだと設定はせいぜい300g。ハッキリ言って、これでは全然太刀打ち出来ない場面が多々あります。



七里が特殊な釣り場なんで、各メーカーもワザワザ七里用には…って所でしょうが、釣果の為には「無いモンは作る!」でしょう(^^)



今回の設計としては仕上がり重量350g〜400gで設定し、完全に電動ジギング専用で考えてます。



今うちで販売している飛燕210g、コイツは元々15年くらい前に製作して、少ない入力で大きくスライド、中々お気に入りのジグだったのだけどジギングに行く機会が無くなりお蔵入り。



それをたまたま倉庫から見つけてきて、去年辺りから量産体制で販売しています。









あれから船を手に入れ、釣り場に行く機会は増えたけど、俺自身は操船しないといけないので量産したとしても中々竿出しする機会が無かったのだが…



春に娘を連れて、電動ジギングでやらせてみると、これがバカ当たり!




1人で18本!





かなり軽めのシャクリで1人だけバカスカ当たってたので、元々スライド幅が大きいジグだし、軽いシャクリ+高速巻き取りの方が相性良いのかも!



これがヒントになり、今回の製作に繋がりました(^^)



とにかくフォルムはこの210gを踏襲するとして、400g近いジグでも少ない入力でスライドするように、またドテラ流しでラインが極端に横に流れた状態でもスライドするように。



この辺りが大事になってきますね。ただ重いだけのジグなら意味が無い!





さて、今回はプロトとして使えるジグ(近い形のオーバーサイズが有れば、それを削って成形します)が一本も無いので、久しぶりに木型からのスタート(^_^;)





材料は至ってシンプル!一本の木から全てが始まります(笑)






これを切ったり削ったり研いだり、あーだこーだやりながら成形していきます。



とりあえず完成!



上が飛燕210g、下が木型。



長さは長ければ良い訳ではなく、デメリットも生じるので、平打ち効果や少ない入力でのスライドを考え、体高を高くする事でウエイトアップを図りました。




しかしこの大きさ400gで収まらんのではないかい?(笑)



良いんです(^^)



この型を元にもう一度成形し直すので、オーバーサイズで作っておく必要があります。




型取り。










からの、諸々すっ飛ばして鋳込み、バリ取り作業。






気になるウエイトは…









500g〜(笑)



まぁ良いです(^_^;)



とりあえず今回は3本製作してみました。



うち2本は実釣で使います。



残り1本はそれを元に更に削って修正、400gのプロトを製作します(^^)



500gは動きが良ければ中深海でも使ってみるかな〜(^^)



とにかく、今シーズンの寒ブリに間に合う用に(>人<;)