昨日『SHOWチャンネル』が最終回を迎えた。

先日木曜日には『木7◎‪✕‬部』も終了した。

これでこの年度末に10年以上守ってきた嵐の冠バラエティ枠が2つ消滅した。


嵐ファンの立場からして残念だし寂しい。

寂しい悔しいのは前提として、ここは敢えて苦言を呈することにする。ハッキリ言って文句だ。



まず木7。この枠は『VS嵐』を 2009年10月〜2020年12月まで。(前身として08年4月〜09年9月まで土曜日昼にローカル放送) 計12年9ヶ月間放送していた。長く放送していたのでご存知の方も多いかもしれない。嵐の5人とプラスワンゲストのチームとゲストチームが身体や知識を使った様々なゲームで対決する。ゴールデンタイムに家族そろって楽しめる番組だ。定期的に新ゲームを加えていき、嵐もゲストも楽しそうで飽きの来ない番組だった。嵐ファンでなくても楽しめていたと思う。

20年末で嵐が活動休止したのに伴い『VS嵐』は終了。後番組は相葉くんが一人で引き継ぎ後輩と組み『VS魂』の名で同じようにゲーム対決する番組が始まった。最初は新鮮に楽しめた。でもどうしても二番煎じ感は否めない。人気者が集まっても何か違う。それぞれのグループファンからはどう見えていたか分からないけど、嵐ファン目線からだと前番組と被り「この時○○だったらこうしただろうな」とか思ってしまう。相葉くんがボケたり失敗しても後輩だから強く突っ込めない。何となく物足りない。ゲームも中途半端。目に見えて見切り発車でやってるのが分かる。新しい企画・ゲームをしても続かない。VSだったから成り立っていたのだと制作陣は思わなかったのだろうか。せっかく精鋭を集めたのになぜ二番煎じの番組を作ったのか。全く違う内容にしたら面白かったかもしれないのに。ブレブレのままわずか1年3ヶ月で終了する。そのままメンバーを変えずに『VS魂グラデーション』となって内容も変更。これがまたとんでもなくつまらない。財布の中身の金額の多い少ないに誰が興味ある?何とか面白く盛り上げようと頑張っている出演者たちを見るのが痛々しく思えてきた。一度離れた視聴者はそう簡単には戻らない。そのままこれも1年半で終了する。人気グループから人気者を集めて意気揚々と始まった後枠だったけど、下手な制作陣によって潰された。そして相葉くんだけ残し『木7◎‪✕‬部』が始まった。まずネーミングセンスがない。内容もイマイチ。半年で終了⇒土曜日夕方30分番組関東ローカルに格下げになった。

残念だなぁ。相葉くん始め出演者は悪くない。番組作りが下手な制作側の責任だと思う。


もう1つ『SHOWチャンネル』これは『嵐にしやがれ』の後枠。櫻井くんが一人でこの枠を引き継いだ。翔担なので櫻井くんが引き続き番組をしてくれるのは嬉しかった。でも一抹の不安。過去と被る。

ひみつの嵐ちゃん!』が終了して後番組を翔さん一人で継いだ時だ。有吉さんとWMCの番組『今、この顔がスゴい!』になったけど当初不評だった。そして盛り上がらないままわずか1年で終了。そのままMCは変更せず『櫻井有吉アブナイ夜会』になる。あまり評判良くなく1年半で終了。『櫻井・有吉 THE夜会』と改題し内容も改変しながら気付けば『ひみつの嵐ちゃん!』より長く10年続いている。凄いね。トークに長けた2人なのでトーク番組として面白い。トークが面白い二人なのに最近こちらも内容変更して冠名の2人の特性が活かされていない番組になってしまった。


話を戻す。

嵐にしやがれ』は中堅所になった嵐が先輩に様々な事を伝授してもらいながら体当たりで挑むバラエティ。面白かった。嵐のバラエティスキルが流石だった。内容は数回改変されながらも好評だった。後半の改変で、嵐はグループでわちゃわちゃするのがファンにも好評なのに1人ずつバラバラのロケ企画になった時はファン心理分かってないなぁとは思ったが。。終盤にはデスマッチ企画だけになり、制作陣が手を抜き始めたのがありありと見えた。それでも嵐のバラエティスキルで面白く盛り上がった。10年9ヶ月続いた。総じて楽しかった。

そして『1億3000万人のSHOWチャンネル』が始まった。コロナ禍でのスタートだったから仕方ないかもしれないが、まぁ酷い内容。時々面白い内容もあったけれど何の印象も残らない。思った通り番組内容はコロコロと改変され、「え?これヒルナンデスか?」みたいな番組になっていった。1つのコーナーも続かない。ピザトラもせっかく作ってほんの数回しか稼働していない。もったいない。VTRを眺めるだけで翔さんの特性を活かされていない。翔さんの名前の冠番組だけど誰がMCでもいいような番組になった。残念だ。悲しい。

終了が噂されるようになってから始まった「大人の修学旅行」は面白い企画だった。コアな部分が知れて興味深かった。この企画はまた見たいと思ってたら5月に特番が決定しているようだ。定期的に特番してくれたら嬉しいな。


結局、両番組も前番組のように愛着持たれるものにはならなかった。嵐が何のために休止まで2年間も用意してくれたのか。もちろんファンが休止と向き合うための時間をくれたのと、CMや冠番組を終了することになるスポンサーやテレビ局に対する礼儀。CMスポンサーは他企業が手を取り合って素敵な企画をして送り出してくれた。それに比べてテレビ局は何だ。2年後には番組終了と分かってながらなぜ次番組の準備をせず、木7枠も土9枠も付け焼き刃のような番組を作ったのか。



残念だけど、嵐の冠番組枠の2つの番組が同時に終了した。

私は20年末で嵐が活動休止した時にこの枠は全く別に譲るべきだと考えていたので(どうしても5人の時と比較されるから)、2人が変なプレッシャーから解放されたんではないかと僅かにホッとしている。

あくまでも身勝手な想像だけど。



今年は嵐デビュー25周年だ。

活動再開するかなとも思ってたけど、それを目の前に番組終了したのでこの枠で嵐の番組が再開される希望は薄らいだ。活動再開が水面下で決まっていたら何とか番組枠を死守してたんじゃないかなとも思ったり。


早かれ遅かれ嵐みんな独立すると思うのよね。

そのタイミングで活動再開するか個人活動に移るか。どうなるんだろうな...