私はファンでもある。3年のお茶の間ファンを経てFC会員になり11年以上。(嵐を追いかけ14年)

嵐は今年25周年を迎えるので中堅ファンかもしれない。でも永遠新規の気分でもある。なぜなら私がファンになった時には既に嵐は頂点にいて、過渡期を一緒に過ごしていないから。

古参ファンにマウントを取られると何も言えない(笑)



ここから綴る事は自分なりに見聞きして来たり、伝聞だったり、過去映像を見たりして得た知識です。私の体験談ではないのであくまでも第三者目線です。


嵐は1999年にデビュー。ジャニーさんに集められて急にデビュー決定した。デビュー当時は5人中3人がデビューには後ろ向きだったがその気持ちとは裏腹にハワイで大々的にデビュー発表させられる。

デビュー曲『A·RA·SHI』は売れたが、その後は思うほど伸びない。事務所のお偉いさんがライブ視察に来た時に「お前らのライブは寒いな」と言われ、20歳前後の彼らは翌日からライブ会場のエアコン設定温度を上げた。と本気なのかネタなのか分からない話を後々笑い話にしていた。ライブチケットも売れない。今では想像し難いがライブ会場も空席があった。当時「これではマズイ」と彼らはずっと話し合っていたという。

そんな中、天才松本くんが“ムービングステージ”を発案した。2005年のライブで初披露。松本くん21歳(22歳)の時だ。20歳そこそこの若者の発案を実現化した当時のスタッフも素晴らしいと思う。

初披露は大阪城ホール。突然ステージがせり上がり、アリーナの客席の頭上を移動して行った時のファンの驚愕と歓喜の表情は忘れられないと言っている。そりゃそうだろうな。そんな体験をしたファンも忘れられないだろう。2005年、テレビで嵐がチケット発売中のCMをしていたのをうっすら覚えている。その頃は関心無かったけど城ホなんてほぼ地元。行こうと思えばすぐ行ける。もしその当時ライブ体験していたら私の人生も変わっていただろうな。まぁでも2005年は乳飲み子抱えていたので現実問題として難しかったけど。

ちなみにムービングステージは特許を取得していないので誰でも使用出来るようにしたのも素敵な事。

そこから“嵐のライブは凄い”と噂になり始めた。今では当たり前になっているC&Rも日本のライブに浸透させたのは嵐(櫻井くん主導)なんだよ。20年以上前の話。05年に放送された「花より男子」で嵐の知名度も上がった。後に本人たちも05~06年が転機だったと言っている。


ジャニーズはアリーナクラスのライブは1日(昼夜)2公演は当たり前だ。昔も今も。

当時嵐も1日2公演していた。それが06年のツアーでライブに入れないファンが出た。救済したい思いから1日3公演に増やすという追加公演を敢行した。1日3公演って!元々14時/18時の2公演の日に10時から公演を追加して3公演する日を5日作った。1公演だった日も2公演にした日もあった。かなりハードだったろうがライブに入りたい人が入れないのは悔しかった、と言っていた🥹

そんな努力からファンはどんどん増えた。それまで1年で1万~3万人増だったFC会員が06~07年で6万人増、07~08年で12万人増、08~09年で24万人増。倍、倍と増えて行った。

06年には台湾と韓国でライブを成功させる。その凱旋公演として、07年に初ドーム公演(東京/大阪)が行われた。デビューから8年目だ。

そして今でも嵐ファンから絶大の人気の07年アリーナツアー「Time-コトバノチカラ-」。追加公演、再追加公演を経て再々追加公演で京セラドームと東京ドームでライブが行われた。この時の盛り上がりは凄かったんだろうな。体験したかった。この時のFC会員数は22万人。

そして翌08年には五大ドームツアーを開催。この記念すべき初五大ドームツアーがDVD化されておらず販売もされていないのは嵐最大の謎である。

そして同年、国立競技場でのライブも開催された。この時のFC会員数34万人。本人たちも国立競技場でのライブはこれが最初で最後と思っていたらしいが、結果的に競技場の建て替え前の13年まで6年連続で開催された。

09年に10周年を迎え人気も爆上がり、紅白歌合戦に初出場。そのまま休止前の20年まで毎年出場。

10年以降は人気が留まることも無く、いわゆる“国民的”と言われメディアで見ない日はないぐらいになった。CD/DVDの売り上げはトップ。ライブチケットも争奪戦になった。

11年にとうとうFC会員数は100万人を超える。

娘が入会した12年には120万台、私が入会した13年には130万台だった。

五大ドームツアーもコロナ禍前の19年まで毎年開催された。毎回最新の演出で驚かされる。14年から始まったフリフラ演出は圧巻だ。全人類に体感して欲しい。ハワイでのライブもあった。仙台のスタジアムでのライブもあった。とにかくド派手演出。

休止を踏まえてというのもあったが18年末から19年末まで1年間をかけて五大ドームで計50公演を開催した。当時のFC会員数約230万人が必ず1回は入れるキャパを確保するためだと。総動員数237.5万人。オーラス公演は全国の映画館329館617スクリーンでライブビューイング。どちらも国内史上最大規模だ。凄かったなぁ。おそらくこれを超えるアーティストは出ないだろう。

活動休止後の21年から現在までにもFC会員は7万人増えている。現在308万人。延べ人数なので実数ではないが、それでも恐ろしい人数だ。



超特急のチケットが手に入りにくくなったようだ。

正直、全く別界隈なので比較するつもりは毛頭ない。ただ、波に乗ることは大切。

嵐が06年にチケットが手に入らないファンがいる状況に1日3公演までして追加公演を行ったように、(同じ事をしろとは言わないが)今不満に思うファンを無くす努力は必要。

おそらく8/8に追加公演する予定だろう。それよりも今のファンのテンションを上げる事が必要。

2日公演の2日目だったら昼間に1公演追加出来る。

ファンを大切にしてるかどうか目に見える所だ。


ドームツアーをする目安はFC会員数20万人と言われている。(15万人でも行った人もいるが)

1回きりのドームなら勢いに乗って今でもいけるかもしれない。でも継続してドーム公演目指すなら今、ファンを逃してはダメ!

さぁ本気を見せてくれ。