シャンパーニュ・フィリップ・プリエ・ブリュット・キュヴェ・アルシャンジュ | 気ままな記録

気ままな記録

1973年製 SX-70“アラジン”で、撮った写真を載せていこうと思います。
主にワイン関係!

気ままな記録-200908061800000.jpg

気ままな記録-200908061801000.jpg

気ままな記録-200908061849000.jpg


品 名:CHAMPAGNE PHILIPPE PRIE CUVEE ARCHANGE SA
   (シャンパーニュ・フィリップ・プリエ・ブリュット・キュヴェ・アルシャンジュ)
タイプ:スパークリング
生産地:シャンパーニュ地方 COTE DES BAR
生産年:S.A
生産者:PHILIPPE PRIE
価 格:6,800
容 量:750ml
度 数:12%


【特 徴】
メインになる原酒は1997年のもの、今から12年前です。
そこに加える熟成原酒が更に古く1995年と1996年、つまり13年前と14年前のもの。
通常在りえない原酒の古さ。
通常、年号無しのシャンパーニュと言えば、3~4年程前の原酒にそれよりも1~2年古い原酒を加える程度です。
それがここのキュヴェ・アルシャンジュときたら凄いの一言に尽きる。
また、このエリアでは栽培比率の低いシャルドネが多用されているのもこのキュヴェの面白いところ。
何と60%がシャルドネで残りがピノ・ノワールです。
このシャルドネ比率の高さが熟成を上手く助けている。
ゆっくり熟成し、10年以上経過してもキレ味を保ち、フィネスも十分。
また、ピノ・ノワールがボディを作り、複雑さも与えている。
色合いは黄金色、熟成して初めて見せる外観である。
泡のキメの細かさも若いシャンパーニュでは見ることのできない姿。
香りは当然、複雑で蜜の香りが全開。野性味たっぷりで、コーヒーやタバコの香りがとても印象的。
余韻も長く、このシャンパーニュの凄さを感じる。


【感 想】
樽のミーティーな香りに口に含んだ時のアプリコットにナッツの香りが印象的。
余韻が非常に厚みがありブリュットながら果実の甘味感も豊富。
時間が経ってくるとミネラルの厚みと蜜っぽさが複雑で非常に厚みのある味わいに感じる。
色合いはイエローゴールドで、泡はキメ細かく非常に穏やかで、グラスに注いでしばらく経つと見えなくなってしまうほど。