■野球漫画を読んでみる

遅ればせながらダイヤのAを読んでいます。

 

※展示にまつわる記事はこちらです↓

■甲子園歴史館 おまけ ダイヤのA展示

 

以前知り合った父母会の方が

「おおきく振りかぶって という漫画はとにかくサインが細かく、1球ずつの描写が多いよ」

と話されていた時から少し興味があった【漫画を読みながらスコアを付ける】こと。

 

これなら少年野球をやり始めてスコアブックを初めてつける子ども達にも興味を持ってもらいやすいと

思ったことがありました。

 

おおきく振りかぶっても遅ればせながら漫画を読ませていただいておりますが、

まずは今まさに読んでいるダイヤのA。

御幸主将がスコアブックを読んでいる描写がありました。

これはやりがいが俄然出ます!

ちょっと意地悪そう?な方ではありますが、イソイソ届けたくなり1試合付けてみることにしました。

 

■まずは試合を選ぶ

今読んでいる 秋季・西東京・準決勝、成孔学園戦 (単行本:38巻~40巻)

これでいってみます!

 

ネットカフェでもいいのですが、読み返すにはこっちの方が安くなりそうなので下記で借りました。

Renta!

-------------------------------

■まずはスターティングメンバー。

青道に関しては余裕でした。

とても丁寧に説明していただいてうれしい!!書きやすい。

ただ、成孔のデータはないので漫画を読んでみていく感じです。

 

■1球ずつはどうだろう?

これは推測を入れるしかない部分があります。

結果のみしか書かれていない選手に関しては結果のみ表記し、

1球目から結果まですべて描かれているもののみ記載しました。

なので、投球数(そのピッチャーは何球投げたのか)に関しては分からないです。

---------------------------------------

■感想と結果

スコアブックの形としては十分に成立します。

書けない部分としては、球数・審判さんの名前・6回の成孔の攻撃内容。

それ以外に関しては前後を読み返したりすれば、スコアは可能そうです。

これなら子供たちにも伝えられそうです。

御幸主将ナイバッチ―!!!!

打った瞬間、スコアラーの喜び爆発して方向性は違うけどゾノみたいな顔しました。

ゾノいいですよね。絶対結果だしたるねん!的な気迫がいい。

 

※日付に関しては記載しましたが不正確かもしれません。

決勝が〇/14と読み取れるので、多分11/13が準決勝かなと思ったのですが確証がないです。

東京秋大の準決勝と決勝は日が開かないことが多く、

おおむね11月前半に終わることを考慮しそうではないかと推測しました。

 

前後して読んで推理するというスコアでやった事ねーぞ。ができて楽しかったです。

山下君って何番よ?とか思いながらとりあえずメモしておいてわかったら書くとか。

 

例えば6回表の成孔の攻撃。

最初の時点では2アウト1.3塁という情報しかありません。

バッターは9番スタート。打席には4番の長田君という場面がいきなり来ます。

その長田君がライト前ヒットを打ち、1番打者の枡君がホームを踏んだ、ということは、

3塁にいたのは枡君=彼はアウトには絡んでいない、

かつ、3塁に小島君きた=彼もアウトには絡んでいない。

ならばアウトになったのは9番打者と2番打者である。

そして、枡君がどうやって出塁したかは分からないが、3塁に行ったのは3番打者の小島君のおかげだろう、

と思いました。

 

枡君が四球やシングルヒットで1塁に出塁したあと3塁に行ったなら、小島君はヒットを放った可能性が高い。

3塁まで到達できたのならセンターからライト方向だろうか。もしエンドランの指示があればレフトでも可能か。

など考えるのも楽しかったです。

 

また、とりあえず出塁して、そこからワイルドピッチや盗塁、パスボールなどをはさんだ可能性もあるのですが、

御幸君がいいキャッチャーなのでそこはないだろう、そうなら描写があるだろうと勝手に推測。

ボークも…うん、ないと思いたい。

もうひとつ考えられるのはアウトになった2番打者は進塁打かバント。

で、そのあとに何らかの形で小島君が出塁。

 

なんだか推理ゲームのようになりましたが読み解いていくのもとても楽しかったです。

もう少し前後を読めばまだわかる情報がある、というのはいい!

 

また、成孔は最後の最後まで全員の名前や守備位置がそろわなかったのですが、

9回に出そろって最後のメンバーが判明した際はひとりでガッポしました。

 

もう少し長い巻数の試合ならもっとデータがそろうはずです。

ダイヤのAももちろんですが次はどの漫画でやろうかな?とワクワクしてきました。

子どもに伝える際にも、そうやって推測して自分ならどうするか?という考える力にもなりそうです。

 

御幸主将には物足りないスコアブックかもしれませんが、個人的に読み取れた情報を下記に記載します。

-----------------------------------

 

■試合結果

成孔学園 5-6 青道高校

 

◆二塁打 

成孔:西島、小川

青道:倉持

 

◆三塁打

成孔:小川

青道:倉持

 

◆本塁打

成孔:長田、小川

青道:御幸

 

◆盗塁

なし

 

◆盗塁死

なし

 

◆牽制死

成孔:玉木(8回)

 

◆投手

成孔:小島ー小川

青道:降谷ー沢村ー川上

 

 

◆投手成績

■成孔

小島:

1回 1/3  打者 11  打数 7 投球数 不明  安打 5 本塁打 0 犠打 1  犠飛 1  四球 2 

死球 0 三振 0  暴投 0 ボーク 0 失点 5  自責 5

 

小川:

9回   打者 29  打数 25 投球数 不明  安打 2 本塁打 1 犠打 0  犠飛 0  四球 3

死球 1 三振 2?  暴投 0 ボーク 0 失点 1  自責 1

 

■青道

降谷:

7回   打者 28 打数 28? 投球数 不明  安打 5? 本塁打 1 犠打 0  犠飛 0 四球 0?

死球 0? 三振 5?  暴投 0? ボーク 0? 失点 3  自責 3

 

沢村:

2回 2/3   打者 11 打数 11 投球数 不明  安打 3 本塁打 1 犠打 0  犠飛 0 四球 0

死球 0 三振 2  暴投 0 ボーク 0 失点 2  自責 2

 

川上:

0回 1/3   打者 1 打数 1 投球数 6  安打 0 本塁打 0 犠打 0  犠飛 0 四球 0

死球 0 三振 1  暴投 0 ボーク 0 失点 0  自責 0

 

 

■感想

◆成孔

フルスイングが光るチームでした。

大きいのも打つけど、三振は9と中々にわかりやすいです。

バントなんぞ一切ございません。流石です!

ただ9回のラフプレーはまずかったと思います。あれはアカン。あかんよ…。

小川君は青道打線を寄せ付けず素晴らしいピッチングでしたが、最後は力負けしてしまいました。

分かりやすく見ごたえのあるチームです!

 

 

◆青道

序盤に点を取ってからは我慢の続く展開でした。

攻守の要、御幸君が四死球3つと仕事をさせてもらえず、5番の前園君は研究されていたのか

ダブルプレーもありあまりいいところがありませんでした。

下位打線で安打があったのは9番の麻生君のみ。力で押してくるデータのそろわないチームに

苦戦してしまったのか、まだまだ課題はありそうです。

守備面では一つのエラーがあったものの手堅い守備で、沢村選手の牽制もよかったです。

 

最後は御幸君のスコアボード上まで届くサヨナラホームラン。

主将の気迫あふれるガッツポーズがとてもかっこよかったです。

---------------------------------------

■まとめ

高校野球のスコアと同じく色々と書いてみましたが、すっごく楽しかったです。

漫画自体とても久しぶりでしたが、新しい発見と楽しさをたくさん見つけてしまいました。

インドアの極みみたいな趣味を見つけてしまった。超楽しい。

また機会があればぜひぜひやってみたいと思います。

キャプテンという漫画が私の原点になっているのでこれもやりたい。

 

読んでいただきありがとうございました♪