ピアノの教則本と言えば、「バイエル」!
というのも段々と古のこととなりつつありますが、
一昔前はそうだったと思います。
「バイエル」というのが、人の名前だということも
忘れさせられるほどの浸透でした。
バイエルさんの本名はもっと長く、
「Ferdinand August Beyer(フェルディナント・アウグスト・バイエル)」
覚えきれません・・・・・・^^;
しかしこの楽譜のオリジナルの姿(原典)は、
あまり探られていません。
そういった中で、興味深い本が出版されます、
「『バイエル』原典探訪」
知られざる自筆譜・初版譜の諸相
安田寛 監修/小野亮祐、多田純一、長尾智絵 著
音楽之友社出版
初心者用ピアノ教本の中で最多の売上と影響力を誇り、
出版各社から数多く発行されているにもかかわらず、
実はそれらはオリジナルの姿と異なり、
肝心の楽譜も「初版」ではない資料にもとづいて作られて、
スラーやアーティキュレーションが変更されています。
1850年に発行された『バイエル』の〈初版〉を日本で
初めて明らかにするもので、それとともに取材過程で発見された
自筆譜をはじめとする様々な情報──初版の発行部数や
海外版の発行年、さらには自筆譜との差異を紹介し、
日本のピアノ教育界が最も強く深く影響を受けてきた
『バイエル』の本来の姿を探り、『バイエル』は本国で刊行後
ベストセラーとなり、すぐさま各国語に翻訳されて国際的に
広まりました。こうしたグローバルな流れの中で日本に
もたらされたのです。ですからオリジナルの姿を知ることは、
私達の先祖がどのように西洋音楽を受け入れたかを考える
重要な手がかりとなるはずです。
かなり小難しそうに見えますが、ピアノ奏者が全員一度は
手にした楽譜。そんな必携本の常識を、今また掘り下げるのも
よくありませんか?
文字いっぱいになっちゃいました。
