パーシーさん達
死刑制度の是非ではなく、制度運用に当たって法務大臣が関与すべきかどうかの質問であることすら理解できない阿呆がたくさんいることがよくわかりました。
↓こちら
http://polls.dailynews.yahoo.co.jp/quiz/quizresults.php?poll_id=1304&wv=1&typeFlag=1
こういうの(全員ではないが)を見てると、グリーンマイルに出てきた看守パーシーを思い出す。
http://www.gaga.co.jp/movie/greenm1.html
http://www.h2.dion.ne.jp/~mine/movie-0133.htm
殺せ殺せと言うくせに、自分の手を汚すことも死を直視することも出来ないヘタレって感じで。
死刑に関して法務大臣の判子がなぜ必要かを考えてみると、まず思いつくのは、司法判断が現実にあっていない場合の対処としてでしょうか。
自民党ウヨクやネトウヨらは、散々日本国憲法が現状にあっていない、と主張してきたわけですが、実際問題として法律が現状にあっていない、なんてことは十分ありうる訳です。ところが司法は現状ではなく、法に従うことを求められる存在です。なので、現状にあっていなくとも法に順じた判決を下すわけです。
さて、現状にあっていない判決が下された場合は、誰が被告を救済すべきなんでしょうか。官僚は法に従うべきなので救済できません。法を評価できるのは主権者たる国民であって、実際には間接的に選ばれた法務大臣となります。
立法の不作為による犠牲が出ないように、必要があれば法の執行を止めるのが法務大臣の役目の一つでしょ。
法にしたがって自動的に職務を執行すればいいだけなら、行政府に政治家は不要ですよ。全員官僚で十分。
大体、日本語能力があれば明らかに違憲であるとわかる自衛隊について、現実的な判断から行政府が憲法を無視しているわけですからねえ。(私は自民党のクソ改憲案と詐欺的な国民投票法に反対なのであって、改憲そのものに反対ではありません。あと、現在の自衛隊の規模が現実的な判断の範囲かどうかにも疑問があります。)
ちなみに、死刑制度そのものについては私は反対です。
死刑制度に賛成しているのは、日本には冤罪などないと信じてる脳内お花畑な夢見る乙女ちゃんなんだと思ってます。