産経症・あなたに愛国心を持て、とは誰も言っていないよ | 誰かの妄想

産経症・あなたに愛国心を持て、とは誰も言っていないよ

何にせよ、強制するもんじゃないよね。愛国心は。

なので、上坂くんが愛国心を持てない、というなら持たなきゃいいんじゃない?


【正論】ノンフィクション作家・上坂冬子 これで愛国心を持てというのか

 ■今こそ北方領土への姿勢を明示せよ

 ≪孤立無援で罪に問われ≫

 昭和天皇のお言葉を書き残し、「富田メモ」で注目された元宮内庁長官富田朝彦夫人から手紙をいただいた。

 さきごろ私は『これでは愛国心が持てない』(文春新書)を出版したばかりだが、その読後感である。読者第1号が富田夫人とは思いがけなかったので興奮した。


「『これでは愛国心が持てない』(文春新書)を出版」まあ、上坂氏が愛国心を持とうが持つまいが、どうでもいい話なのだが、勝手に他人を愛国心を持ってないなど、と決め付けて非難することがなければよろしい。


 かつて愛国少女だった私が、「愛国心を持てない」と公言するにはそれなりのわけがある。昨夏に日本の領海で日本漁船がロシアの警備艇に銃撃され、漁師1人が死亡、船長以下3人が拿捕(だほ)された事件が、公平な決着のつかぬまま忘れられそうなのが納得いかない。現地を訪ねて関係者に会い、尻込みする船長を説得して事の真相を聞き出した私は、日本政府が国民の命や権利に対してこんな態度なら「愛国心が持てない」と思って一冊にまとめたのである。


「昨夏に日本の領海で」ロシア側主張では違ってると思うんだが・・・。
「日本政府が国民の命や権利に対してこんな態度なら」香田さんが人質になったときの日本政府の対応については、同感です。


 そもそも北方領土とロシアとの国境はまだ決まっていない。なのに日本人がまるで国境を越えて密漁したかのように扱われて殺害され、謝罪も補償も受けていないのだ。身柄を拘束された船長はロシアの裁判を受け、日本円で214万円の罰金を自己負担で支払って釈放されている。日本政府は、その法廷に弁護士も通訳も送っていない。モスクワの大使館やサハリンの領事館から職員が出向いたわけでもなく、還暦を控えた船長は孤立無援のまま相手国のいうなりに罪状を認めるしかなかったのである。


「そもそも北方領土とロシアとの国境はまだ決まっていない。」ちょっと待て、あんたさっき「日本の領海で」と言ったろう。決まってないなら領海とは言えないでしょう。なんかもう支離滅裂だな。


 いったい、これで「北方領土は日本固有の領土です」といえるのであろうか。


★まあ、実際違うし。(参照:「産経症・北方領土はみんなボクのもの論」


 富田夫人は、私の本を読むまで「こんな悲しい問題があることに気づかなかったのを恥じる」と述べたばかりか、ジャーナリズムも「納豆の捏造(ねつぞう)番組」など取り上げている場合だろうかと厳しい筆致で問いかけ、同時に事件を忘れそうになっていた自身をも責めるかのような文面が便箋(びんせん)3枚に綴(つづ)られていた。

 ≪「北方領土の日」に期待≫

 まもなく2月7日の「北方領土の日」である。例年通り東京・九段会館で「北方領土返還要求全国大会」が開かれるが、今年は何が何でも出席せずにいられないと思っていたら、案内状が届いた。


★ふーん、よかったね。


 何が何でもと思った理由は2つある。

 1つは、日本人漁師の射殺事件が全国大会でどう扱われるのか、あるいは扱われないのか興味津々だからだ。

 もう1つは領土問題の元締めである外務大臣が、先日、4島という数にこだわらず総面積で二分する案を口にして関係者を騒然とさせた点に関心があったからである。この通り言ったとすれば大問題だ。日本政府は一貫して4島返還を求めてきており、これはいわば国是である。面積で折半すると日本領は3島プラス択捉(えとろふ)島の半分という中途半端な形となるばかりか、従来の論議を一変させねばならぬ。麻生外相は、そういうつもりではなかったと前言を取り消したが、議事録を見るかぎりまぎらわしい発言ではあった。


「日本政府は一貫して4島返還を求めてきており」前も言った けど、これです。一貫してません。


 これに反して安倍首相は、4島一括返還論のはずだ。何しろ安倍首相の父上の安倍晋太郎氏は外務大臣時代にこの問題にことのほか熱心で、在任中欠かさず国連総会で北方領土に言及した一般演説を行っている。父上の秘書役をつとめていた安倍首相は遺志を継いで、2島返還だの総面積の半分だのという考えは持っていまい。九段会館には首相と外相が揃(そろ)って出席予定だから、スピーチを聞き比べてみたいと私は手ぐすね引いて楽しみにしているのだ。


「安倍首相の父上の安倍晋太郎氏は~」日本も北朝鮮みたいな世襲王朝になってきましたね。マスゲームみたいに美しい国。よかったですね。私の趣味ではありませんが。


 ≪4島一括返還という鉄則≫

 4島一括の鉄則をゆるめる考えは麻生外相の発案ではなく、北海道大学スラブ研究センターの学者の考えといっていい。簡単にいうと、ロシアと中国も川をはさんで長年にわたる領土問題をかかえてきたが、スラブ研の人々は平成17年に解決するまでの過程を詳しく研究してきたから、日本も鉄則にこだわらずとも、と考えたのだろう。


★「北方領土問題―4でも0でも、2でもなく 」(中公新書)の著者の岩下明裕氏のことですかね?適確で現実的な解決策を指摘していると思いますが。


 しかし帝政ロシアと中国清王朝の条約に始まり、そのあと中華民国、満州国が関係していま中華人民共和国のものとなった地域と、日本の北方領土とは問題の質がちがう。私には、中露の解決が日露の領土問題に応用できると思えない。


「私には、中露の解決が日露の領土問題に応用できると思えない。」上坂氏は別に国境問題の専門家と言うわけでもないでしょう?岩下氏は、日露国境問題も中ロ国境問題もよく調べている専門家だと思いますが。
「問題の質がちがう」どう違っていて、その違いが解決策にどう影響するのかを具体的に指摘しない限り、感情論としかとれませんねぇ。


 それにしても著書の反響の第1信が81歳の富田夫人だったことで私は勇気百倍である。女同士はこんなときに他の追随を許さぬほど強烈かつ一途となる。


★で、富田夫人から手紙が来たことはわかったんだけど、その内容は上坂氏の見解を支持するものだったの?「「こんな悲しい問題があることに気づかなかったのを恥じる」と述べたばかりか、ジャーナリズムも「納豆の捏造(ねつぞう)番組」など取り上げている場合だろうかと厳しい筆致で問いかけ、同時に事件を忘れそうになっていた自身をも責めるかのような文面」これだけでは何とも判断できないですね。なんかあたり障りのない部分としか思えないけど。


 今年の「北方領土返還要求全国大会」こそ、国家としての態度を明示してもらいたいと、かつてないほどの期待をこめて大会を待ちこがれているのは私だけではあるまい。(かみさか ふゆこ)

(2007/02/05 05:12)

★まあ、ネトウヨの皆さんは待ちかねているかもね。