産経症・貧乏人を戦場に棄てるための第一歩
徐々に、貧乏人を戦場で使い捨てのコマにするための準備が整ってきているようだ。
軍神だなんだと、何の慰めにもならない美辞麗句の乱発の準備にも産経は余念がない。
【産経抄】 (2006/12/17)
昭和21年5月に発足した第1次吉田内閣で、文相に就いたのは田中耕太郎だった。戦前から剛直な自由主義者で知られた法学者である。8カ月後には吉田首相と対立して内閣を去るが、その間心を砕いたのが教育勅語に代わる教育基本法の制定だった。
▼主権在民となれば、勅語をそのまま教育の柱とするのは難しい。しかしその精神を基本法として引き継ぐべきだというのが田中らの考えだった。「父母ニ孝ニ兄弟ニ友ニ夫婦相和シ…」といった日本の伝統的な道徳心などである。
★夫の不義は許し、妻の不義は許さないというのが、「夫婦相和シ」なのかね。ところで、勅語を発布した明治天皇には妾何人いたっけか?
▼だが、教育勅語を否定する連合国軍総司令部の影響下にできた基本法はそうした人々の期待を裏切るものだった。道徳心ばかりでなく、日本の伝統や故郷、愛国心といった教えるべきものが抜け落ちた。どこの国の法律なのか分からないものとなったのだ。
★少なくとも大日本帝国の法律のままでは困るのですよ。特攻みたいな馬鹿げた戦法でも上官の命令なら従え、捕虜になるくらいなら死ね、と教えるような教育ではね。
あと、道徳心や、伝統・故郷については、国粋的なもの以外は普通に旧教育基本法下でも教えられていたと思うが。
大体、偉そうにこのコラムを書いているのは、教育勅語世代なのか?
▼その基本法の改正論議が今の国会で行われているとき、テレビでの「識者」の発言に驚きあきれた。「いじめによる自殺など大変な問題があるのに、基本法の改正などやってるヒマはないはずだ」と。アベコベである。教育の荒廃がひどいからこそ改正しなければならなかったのだ。
★改正案が「教育の荒廃」にどう役に立つのかも示さないのにそんなことをのうのうとコラムに書くとは「驚きあきれた」。
▼無国籍化した基本法のもと、学校でも家でも受験に必要以上の国の歴史を教えない。わが町の歴史も親孝行も兄弟愛もパスだ。国や故郷、そして先祖たちへの愛着を感じなくなった子供たちの心が根無し草状態となり、荒(すさ)んでいくとしても不思議ではない。
★郷土史は小学校のころにやったけどな・・・。市の歴史・県の歴史とかやって高学年くらいで日本の歴史をやったぞ。旧教育基本法の時にな。「国や故郷、そして先祖たちへの愛着を感じなくなった」小泉みたいな答弁、居眠りばかりの国会議員、状況証拠の明白な汚職でも捕まらない議員や財界人、そりゃ、こんな人たちに愛着は感じないでしょ。
国を愛するが故に、こんな人たちを訴追しようとすれば、それが愛国心が無い証拠と言われかねない時代になりつつある。あーあ。
▼教育基本法はその制定より後に生まれた首相により、ようやく改正された。「国を愛する態度を養う」などの文言も入った。改正推進派にはまだ不満はある。しかし、ひとりでも多く戦後教育の問題点に気づいてくれれば、目的の大半は果たされたと言ってもいいだろう。
★じゃあ、目的は果たされてないよね。教育基本法のどこが問題なのか、どうして直さなければならないか、ほとんど一般に報道されなかったし。
(2006/12/17 05:09)