沖縄知事選についての感想
教育基本法改正案を衆議院で強行採決した自民党・公明党が推薦する仲井真氏が沖縄知事選に勝ちました。
有権者数は1,036,743人であるのに対して、得票数は以下のとおり。
仲井真弘多 347,303
糸数 慶子 309,985
屋良 朝助 6,220
まあ、4万票程度の差で、なおかつ、勝ったほうも有権者数の過半数は割っているわけだが、何にせよ普天間移設の問題については、米軍に都合のいいようになるだろう。
「仲井真氏は「地元や県民の意向を踏まえ、なるべく早く解決する」「県内移設もあり得る」と述べ、沿岸案の修正や新たな条件を巡って政府や名護市と協議する方向性を打ち出していた。」(毎日新聞)
県内移設を認めない姿勢を明確にした糸数氏に対して、いかにも曖昧な表現である。
端的に言い換えれば、「俺が言いように取り計らってやるから白紙委任しろ」とこんな感じかな。
35万人近くが、その普天間移設に関する白紙委任を受け入れたわけだ。
これがこの国の民主主義のレベルと言うわけですね。
「ヒトラー ~最期の12日間~
」の最後で、ヒトラーの秘書であったユンゲ本人が語った言葉。
若かったと言うのは言い訳にならない。
目を見開いていれば気づいたはずだ。
将来、同じ言葉を言う時代が来ないことを祈ります。
(期待も予想も出来ないので祈るだけですが)