核武装是非の議論はつまるところNPT脱退の是非の議論 | 誰かの妄想

核武装是非の議論はつまるところNPT脱退の是非の議論

日本が核武装することについて議論は自由だと言う意見がある。

しかし、日本が核武装するかどうかはつまり、日本が核不拡散条約NPTを脱退するかどうかということと同じである。

中川発言を擁護する人たちはどうも、この点についての認識が薄いような気がする。


ところで、3年半前、小泉内閣の外務大臣がこんな談話を出している。


川口談話(2003/1/10)


2.また、わが国は、核不拡散体制維持の視点からも、深刻な懸念を有している。
4.わが国としては、本問題の平和的解決のため、上記関係国等と緊密に協調し、冷静かつ慎重に今後の対応を検討していく考えである。


核武装の是非を議論すること自体、

・日本が核不拡散体制維持を放棄すること

・日本が北朝鮮問題の平和的解決を放棄すること

この2点を検討している、と全世界に表明したことになる。


中川やその発言を批判しない安倍は、結局北朝鮮と同レベルの外交を行おうとしている。まあ、そういうことか。

核不拡散だの平和的解決だの言っても、3年も経てば気が変わる。

今の日本は、そんな国なのね・・・