盧溝橋に行ってきた。
盧溝橋と隣の苑平城に行ってきた。北京市街地の天安門あたりからタクシーで1時間程度。タクシー料金は片道50元くらいかな?
盧溝橋は普通に観光地でした。橋の欄干にある獅子像は、何度も修理されているようで、素材の違う石でつぎはぎされているのが多い。獅子像も細工の細かいものや大雑把なものなどまちまち。
露店もあって、お土産が色々売られていた。日本人だとわかっても、普通に売り込んでくる。盧溝橋は日中戦争の始まった場所ということで、抗日意識が高いかも、と実は内心思っていたがそんなこともなかったです。ま、一般市民にとってはそんなことより自分の生活が大事ってことか。その辺、日本も中国も変わりゃしない。ある意味人間的と言えそう。
実際、自分と国の名誉をごっちゃにして悦にいっているネトウヨの方が異常なんだろうね。
それはそれとして、苑平にある抗日戦争記念館にあった風刺画。
日本軍が戦争を拡大すればするほど、銃後の日本人の生活が貧しくなっていく、という内容。
日中戦争だけでも、日本の国力の手に余っていたことを実に上手く表現しているなあ、と思ったので写真をとってきた。
ハムニダさんのところ のコメント欄に現れる「日本はもう一度、韓国朝鮮を征服する」だの「中国を征服する」だの馬鹿げたことを言っている人にとって、銃後の日本人が貧困に苦しんでも知ったこっちゃないんだろうね。
多分、自分は戦争にも行かず、常に安全地帯にいて、自分の財産が国家によって脅かされることもない、と思っているんだろうね。
抗日記念館の展示だけど、それほど反日感情をあおるものとは思えなかった。もちろん、戦争の相手は日本だったわけだから、当然敵として展示されているわけだけど、どちらかと言えば中国側の英雄を顕彰するような感じだったと思う。
残虐行為の展示では、被害者や死体の写真、人骨があったけど、原爆資料館だって被害者の絵などの展示(写真もあったと思う)はしているので、中国の展示が際立っていると言う感じは受けなかった。