気をつけろ!国連憲章第7章は、"武力制裁"も含んでる。
中国、「制裁」でなく「非難」決議案なら支持 安保理
(産経新聞2006/7/11)
産経新聞はどうして、「経済制裁」のみ強調して国連憲章第7章が「武力制裁」も含んでいることを示さないのだろうか?
まあ、中国の「制裁」でなく「非難」なら可、というのは当然でしょう。対中国でもう少し譲歩を引き出すなら、「経済制裁のみ」という選択肢か。「武力制裁」の可能性だけはどうしても残したくはないだろう。外交的に妥当な決着としては、「非難決議」か「武力制裁を含まない制裁決議」といったところだろう。
この場合、改憲議論は出てこないはずなのだが、論理的な議論がされるとは限らないので油断できない。
油断できないが、とりあえず上記で落ち着けば、今回は一段落するだろう。
懸念がひとつ。
オコチャマ小泉が、8月15日に靖国参拝する可能性。ま、8月15日でなくてもいいのだが。
とにかく、ここで靖国参拝をすれば、中朝韓に対しては挑発以外の何者でもないわけだ。北朝鮮がこの挑発に乗れば、事態が再び悪化し「制裁決議」に関して再燃する可能性がある。
実際、小泉や安倍はこの辺を狙っているのではないかな?
なにせ、ただ挑発するだけでいいんだから、簡単なものだ。
しかも、このチャンスは日本が非常任理事国である2006年12月までしか容易には使えないだろうし。
外憂をわざわざ招いて、国内統制を計ろうとするのは、独裁国家そのまま。
小泉や安倍を支持している人間は本当は、北朝鮮や中国の政治体制がうらやましくてしょうがないんではないか?