産経症=ネット右翼によく見られる症状のこと
私は、SFとかファンタジーとか結構好きなので、産経新聞も読みます。
別に福井総裁なんか擁護するつもりはないので、総裁になってからも村上ファンドに出資していることの重大性を理解できないよう奴は金融行政に携わる資格なしとして退職金なしで辞職しろ、とまず言っておく。
まあ、それはそれとして、産経症抄、「これが、無料ならとやかく言わない。」と予防線を張ってはいるようだが、内容的にはとりあえず「お前が言うな」って思ったので、ちょっとだけ表現を変えてみる。
(以下引用、ただし青字は、筆者による修正)
「産経新聞」が(いつものことだが)どうもおかしい。イラク人質事件で「自作自演」をにおわせた事件は論外だが、今にいたるも自民党の安倍晋三官房長官が統一協会の合同結婚式に祝電を送った件を報道しないのはなぜか。
▼昨日今日の事件ではない。ネット上で騒がれ始めた6月5日以降2週間以上経つが報道していない。おかげで事件に言及しているブログやホームページにアクセスが集中した。トラックバックを送りづらい状況が続いたという。
▼産経新聞の「新聞倫理綱領」によると、報道は正確かつ公正でなければならず、記者個人の立場や信条に左右されてはならない、という。つまり、次期首相候補であり現役の内閣官房長官が、多くの被害者を出し現在も係争中の裁判の当事者であるカルト集団統一協会の合同結婚式に祝電を送り、統一協会の宣伝に協力した問題は、報道するに値しないと判断したというわけだ。
▼ちなみに、6月5日以降に流されていたポスト小泉情報は、「再チャレンジ」という、毒にしかならない安倍支援情報だった。産経の望む自民党独裁の国家主義政権を実現してくれそうな官房長官が総裁選を前につるしあげられるのは忍びないと配慮した、といわれても仕方がない。
▼逆にもう結構、というくらい垂れ流しているのが、ライブドア情報だ。買収されかかった恨みからか堀江被告が御巣鷹に行ったというだけでコラムに取り上げる(2006/5/27)神経もどうかしている。
▼これが、右翼機関紙ならとやかく言わない。報道機関を自称する以上、「国民の知る権利」にこたえる情報を優先して流すのが筋だろう。ライブドアもほどほどにして、報道機関の心意気と技を示す報道をそろそろ見せてほしい。無理か?