クラシックなバラなどを、きっちりバランスよくきれいに絞れるようになるというのがもちろん目標です。
でも、ときにはきっちりせず、適当に絞った感じのお花が使いたいときもある。
ラスティックなデザインなんかには、クラシックなタイプのバラなどよりも、バサバサと不揃いな適当な感じのお花をつけ足したいなというときがありそうな気がします。
均等に切れ目なくお花を絞るというのはなかなか難しいですが、このお花は適当でいいのでずっと簡単です。
先日プライベートレッスンにお越しいただいた方のリースのお花が全部白で素敵だったので、レッスン後にさらに絞って余りクッキーを白だけのお花のリースにしてみました。
私はMarpolの101Sを使っていますが、1~1.5cm程度に仕上がると思います。
特に閉じたタイプのバラなどはあまり固すぎないアイシングのほうが絞りやすいと思うのですが、このフリフリしたタイプのお花は少し固めのほうがいいかもしれません。
より固めのアイシングにすると、写真のお花よりもうちょっとシャープなギザギザ感のあるフリルになると思います。
①口金の細いほうを上にして、5ミリ程度のリボンローズを絞ります。
②フラワーネイルに対してほぼ垂直に口金を置き、リボンローズの周りに、上下に揺らしながら3枚程度花びらを絞っていきます。普通に一気に1周してもいいと思います。このとき、花びらのふちがリボンローズよりも高い位置に来るように気をつけます。
③リボンローズのへこんだ部分にペタルダストで色付けしたノンパレルを入れます。あとでアイシングでドットを絞ってもいいですね。
④さらに周りに花びらを5枚絞ります。同じように口金を上下に揺らしてフリフリさせます。花びらを寝させた感じにするか、立たせた感じにするかはお好みで。
今回はやや平たく開いた感じになってますが、以前作ったものは花びらが立っていて形が違います(→★)
…実はたまたまそうなっているだけなのですが(汗)
※アイシングに十分な固さがないときは、③までを一気に10個くらいやっておいてから、④の工程に入ると形を崩さずに絞りやすいと思います。