東京・日本橋にある老舗和菓子店
榮太樓總本鋪 日本橋本店
へ行ってきました。
江戸時代から続くこのお店ですが、日本橋周辺の再開発に伴い2026年3月末で一旦閉店することになっています。
本店で味わえるあんみつや、榮太樓の代表菓子「梅ぼ志飴」。
そして限られた店舗でしか販売されていない板あめ。
学年末試験を終えた娘と訪れた平日の午後、
甘いあんみつを食べながら、この一年の出来事を振り返る時間にもなりました。
閉店前の本店の様子とともに、記録しておきたいと思います。


店内はビルの一階で、景色が良いということはないものの全面ガラス張りで心地よい空間。
入り口付近には榮太樓の歴史を紹介する展示もあり、江戸時代の菓子作りの様子が描かれた絵などを見ることができます。
長い歴史を持つお店なのだと改めて感じさせられました。



本店に来たら、やはりカフェで甘味をいただきたくなります。
私たちはそれぞれあんみつを注文しました。



私は梅干し飴シロップ、
娘は檸檬シロップを選びました。
とはいえ、見た目はほとんど同じ。
白いソフトクリームの下に、寒天、あんこ、フルーツが並ぶ、きれいな一皿です。
あんこのやさしい甘さと、さっぱりした寒天。
そこにシロップの風味が加わり、最後まで飽きずに楽しめるあんみつでした。
ちなみに「本当の飴玉が出てくるので最後にお楽しみ下さい」と店員さんが。
たしかにソフトクリームの下から出てきた飴玉(オーダーしたシロップと同じお味の飴玉)も美味しくちょっとした遊び心が楽しかったです。

ちなみに榮太樓といえば有名なのが「梅ぼ志飴」。
名前からすると梅干し味の飴のように思えますが、
実は梅は使われていません。
江戸時代、飴を丸く平たく伸ばして乾かした姿が梅干しのように見えたことから「梅ぼ志飴」と名付けられたのだそうです。
見た目の形から生まれた名前が、今では榮太樓を代表する銘菓になっています。
今回私が選んだ梅干し飴シロップも、
その梅ぼ志飴の風味をイメージしたもの。
ほんのり甘く、どこか懐かしい味でした。

あんみつを食べながら、娘と話していたのはこの一年のこと。
「イギリスから帰ってきて、いろいろあったね」
そんなふうに話していたら、ふと娘の目に涙が浮かびました。
短いようで、いろいろな出来事が詰まった一年。
特にこの日は、イギリスでお世話になっていた英語の先生と帰国後も続けていたオンラインのレッスンを一区切りさせることにし、その最後の授業が夜に控えていたので、帰国直後のある事件についてその先生に励ましていただいたことを思い出したのだと思います。
静かな店内で、甘いあんみつを食べながら、そんな時間を二人でゆっくり振り返ることができました。


帰りにお土産として買ったのが、榮太樓の「あめやえいたろう」の板あめ。
日本橋本店や銀座三越など限られた店舗で販売されている商品ですが、
公式オンラインショップでも購入できるようです。








来月からオープンする仮店舗ではこの板飴の販売もなく、カフェ営業も行われないとのこと。
そう思うと、この本店で過ごす時間は今だけのものなのだと感じました。
長い歴史を持つお店が、街の変化の中で一度幕を閉じる。
少し寂しい気持ちもありますが、娘と一緒にこの場所を訪れることができてよかったと思います。
甘いあんみつとともに過ごした時間は、きっとこれからも思い出に残り続ける気がします。

店舗情報
榮太樓總本鋪 日本橋本店
住所
東京都中央区日本橋1-2-5
アクセス
東京メトロ日本橋駅すぐ
公式サイト
※日本橋本店は再開発のため3月末で一旦閉店予定。
仮店舗の営業については公式サイトをご確認ください。