今年もこの季節がやって参りましたね。
この時期になると毎年SNSが荒れている気がします。
学校の健康診断の診断方法について
Xでもいろんな意見を散見しました。
確実な診断を取るのか、人間の尊厳をとるのか...
どちらの意見も頷ける意見はあるなぁ~と思いつつ
人間の尊厳は何よりもまず第一に守られるべきでは?と思う。
ただこの騒動で側弯症のワードもよく見かけるようになりました。
我々にとっては周知の事実かと思いますが、学校の健康診断の診察項目の中には側弯症のチェックというのも大きなポイントとして含まれています。
ちなみに私の場合ですが、学校検診で行われるよりもすでに診断おりていたので
医者「む!この背中は....君、病院はもう?」
私「うっす」
医者「うむ。OK」
みたいな感じですぐ終わりました。
結構この健康診断でお子さんの側弯症が分かったという親御さんの声も良く耳にします。
学校検診は今は着衣のままが主流なんですかね?
実は私は着衣だったかどうかの記憶がほとんどないんですよね。
大学病院とかではよく上裸で先生に背中見せてたの覚えているんですが。
父親が同行の時でも、病院の先生とかの指示はきちんと聞くべきっていう気持ちが強くて、先生が診察で必要ならわかりました~!っつって何の恥じらいもなくすぐ脱いでました(笑)
でもこれ今思えば私が医療従事者の方を信頼していたからこそできたと思うんですよ。
明らかに私の性格的な面も影響していますが、もしも過去に自分の身体のことについて誰かにいやな気持にさせられたような経験していたら病院の先生相手だからって気にせず脱衣~~とはなりませんよね。
側弯症に限らず、虐待の可能性や他の病気のリスクを考えたら医者の立場で考えるとそりゃ裸相手の方が確実だしやりやすい。
未然に子どもたちの病気などのリスクを把握して防いであげたい。
その意見も分かる。
だけど私みたいな生徒もいれば、大人になった今でも学校検診がトラウマになってしまっている人もいる。
身体の健康と心の健康は対になるものでは??
身体の異常を発見できたよ!ほらね!脱いでたおかげでわかったんだ、よかったね!
ってならないと思うんですよ。脱衣の検診が精神的な負担になっていた子にとっては。
そもそもね、本来は過去にこの検診で犯罪侵すようなことしてきた元医者たちをもっと糾弾すべきなんですけどね。
こっちは信じる以外ないですもんね。
側弯症の検診も脱がずにわかるような機械が現れてくれたら双方にとってベストなのになぁ~
Xで結構目にしました。
側弯症とやらは脱がせないと本当にわからないのか?
って。
初期段階の子は専門医でもない限りは脱衣でないとわからないのではないかと思います。
それくらい服着てたらわからないし本人の自覚症状もまずない。
自分で気が付いて受診するようなときはすでに進行が進んでいるときかと思います。
ただね、じゃぁ早期で発見できていたら万事解決か?
というと...うーーーん。今のところは対処療法しかない病気なので難しいですよね。
でも色々家族で病気に対してどうアプローチしていくか悩める時間は増えますよね。
でね、側弯症患者からしたらこの診察なことは理解しているし、側弯症がどんなことをもたらすか身をもって体験しているんです。そのつらさもね。
患者数は実は多いけどおそらく世間一般でいくところのめちゃくちゃメジャーな病気でもない。
なのでこの病気の早期発見の大切さなんかの理解はまだまだ得られていないのが現状だろうなってXのみんなの反応見てると感じました。
脱衣の検診反対派の中には側弯症を軽視したような発言の方もいて、それに関してはカチーンとくるのが正直な気持ち。
中には
「背骨の、なんだっけ?側捻転?何とか湾曲症?なんかそんなやつ見つけるためらしいけど」
みたいなものも。
側弯症な???
と思わずリプしそうになりました。
危ない危ない。
病名を、なんか知らんけど~って適当に言われたらこんな屈辱感を味わうのか!とこの時初めて知りました。
あなたからしたら名前も聞いたことないどうでもいい病気。
それに悩んで苦しむ患者さんはたくさんいるんですよ。
病名間違えるなとか言いませんよ。
側湾症という誤表記もよく目にします。
私も病名間違えることなんてたくさんある。
けど、明らかにその病気を軽視した発言(そう見える発言)はとても許されるものではない。
そういう発言してる方の学校診断の是非について問うた意見は見る価値ないなって思ってしまいました。
側弯症の正確な診断のために服を脱げ!!
なんて言われてもハイわかりましたなんてなりませんよね。
いやな気持になる女の子、男の子いて当然ですよ。
もっとみんなが気分よく診察できるやり方が見つかることを願います。