2016.6.3

 

これは、遺書である。

 

死というものはいつ訪れるかわからない。

ー「おとづれる」か「おとずれる」かすら、知ることもなく死ぬのだと思うと寂しい気持ちになる。幸い「ず」だってことは、死ぬまえに知ることができたけれど。

 

いつ死ぬかわからないのに遺書はまだ書かなくていいやなんて、ナンセンスだ。

ーナンセンスは、no senseだよね、なのかな。

 

ふとよぎる考えに想いを馳せながら一日を終えるのは悪くない。

今日はその考えが「死」だった。

 

死は生とフラットだ。生の延長線上に死はある。

ー死の延長線上には?...生まれてないからわからない。

 

常に死について考えながら生きるのは、山頂を眺め続けながら山登りするようなものだ。ちょっと気が遠い。

ー「山菜」は「おいしい」を連想する

 

だから、とりあえず死には見切りをつけて生を生き生きと生きたい。

ー生絞り、生ビール、生麦生米生卵。生卵だけかな、欲しいの。

 

死ぬ時に伝えたいことはなんだろう。

そう考えると結構出てくるものだ。

ーたぶんそうでしょ?まだでてないんだよね、実は。今は。

 

けど実際伝えたいことって、時によって変わる。

そう思う。

だからタイトルは、「今日の遺書」。

ー衣装も毎日変わる。少しづつ。

 

今日死んだ時に、伝えたいこと。

 

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今、佑真のベットでこのブログを書いてます。遺書をブログってね。時代だよね。

俺の部屋では紡が寝ててゆっくり寝させてあげたいから、部屋借りてるね。

 

佑真、いつもほんとに、ありがとね。洗濯洗い物その他雑用。その上部活にバイト。信じられないくらいの重荷を抱えてるよ。けど佑真は、5月30日、パパとママの結婚記念日を覚えていたよね。ケーキを買ってきた。すごいよ。俺忘れてたもん。2人ともほんとに喜んでた。そんな佑真に、身勝手に生きてきた兄の身勝手な願望を聞いてほしい。「ほんとうにやりたいこと」なんてやってみなきゃわからないんだから、今やりたいと思ったことを今やってみてほしい。失敗していいんだよ。10回失敗するのって、結構難しいんだから。しかも、10回失敗して11回目で成功するとね、10回の失敗が11回目の助走だったってことになる。結局それが失敗かどうかは、未来が決めるんだよ。「結果オーライ」って言えたらありみたいなとこ、あるからね。

 

紡、よく寝てるねえ、明日の寝起きはさぞ気持ちいいだろうなあ。

俺が今日死んだ時に紡も一緒にいたらさ、せっかくだから、日本一大きな川に流してよ。蛇に噛まれたことにしてさ。けどマリファナを吸いたいってのは、少し未練になるなあ、可愛い女の子とgood tripしながら飛び立ちたいもの。

 

最上、ごめん。

俺は好きな女の子が他にいる。沙也子も好きだし、このみも好きだしゆめみも好きだしさきも好き。樹江里も。

けど、パートナーがいないと授業の時間に好きなことしたり新しい人と出会ったりするのが結構億劫になる。心の支えを欲してしまうんだよね。ただの弱音と甘えなんだけれど、いなきゃ辛い。大切な存在なんだよ。しっかりと想いを伝えることはできなかったけど、好きだよ。

 

たいが。3Dプリンター、ごめん。いつも笑って済ましてくれるけど、お金もたいがの方が沢山出してくれてるよね。来週の事務室はたいがひとりで行ってもらうことになるけど、多分依頼者が死んだっていえば済むよ。人って人道とか道徳の話になると途端に理屈とか関係なくなっちゃうから。あと、いままで会ってきた中で一番かっこいい音楽流すのはたいがだよ。たいがの流す曲、全部好き。

 

たかひろ、まだ絵、渡してないよね。ごめん、描けないんだ。描こうと思えば描けるのかもしれないけど、気分って絵に反映されるみたいで、なんて、言い訳なんだけど。

3000円も返さなきゃ。遺産から送るね、もう少々お待ち。

 

あ、謝罪と感謝は付き合ってきた人の数だけあるのか。今日が終わっちゃう。

 

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今日死ぬとわかっていて自分にできることはなんだろう。

今日死ぬとわかっていて一番したいことはなんだろう。

今日死ぬとわかっていて会いたい人は誰だろう。

 

したいこと

やりのこしたこと

やるべきこと

 

今日いちにち、なんでもできる。今日死ぬけど、今日は自由。

 

今日死んだら、

俺の部屋掃除、頼んます。

葬式はちゃちゃと済ませてもらえるとありがたいです。遺影は白塗りの写真で。写真はパソコンかケータイに入ってます。ロックはかけてません。

 

生まれてから今まで、線を重ねた絵が好きでした。マリファナの影響かな、多分そうだと思ってます。

 

僕は幸い、自分のことが好きです。

 

幸いなんだと思います。