旅行に行ってて、感想を書いてませんでしたね。
この本で『千里眼』の新シリーズも遂に10作目となりました。『千里眼』にはクラシックシリーズと新シリーズの2つがあります。クラシックシリーズは元々小学館文庫で刊行されていたものを著者の松岡圭祐自身が改稿して角川文庫で刊行したものです。一方の新シリーズはクラシックシリーズの最終巻の直後の話から始まるシリーズです。両方とも最強のヒロイン、岬美由紀が活躍する物語です。
今回の『キネシクス・アイ』ではシリーズで初めて美由紀の小学校時代が描かれました。このヒロイン、小学校時代もかなり大活躍してたみたいです。そして謎の集団、ノンクオリアとの対決。そしてシリーズファンにはたまらないメフィストコンサルティングがちょこっと登場しているのも魅力の一つですね。
『千里眼シリーズ』の面白い点はまず徹底的にリアリティを追求している点です。物語には実在の場所も多く登場するし、なにより一見すると全く荒唐無稽な話を現実感あふれる物語にしている技量は凄いです。そしてもう一つはやはりヒロイン、岬美由紀の存在でしょう。こちらも現実にはいるはずがないような女性です。しかし、物語では本当に等身大で活躍してくれます。戦いのさなかで悩み、傷つき、成長していくヒロインの姿には誰もが胸を熱くするでしょう。
私が自身をもって推薦する本です。エンターテイメント小説ではこのシリーズが一番面白いと思います。皆さんも是非読んでみてください。(出来れば最初のタイトルに何も入っていない『千里眼』から読むのがベストです)