私はだいたい月に4冊から5冊のペースで小説を読みます

あ!少し話が長くなります

皆様も同じだとは思いますが、気に入った作者さんの作品は、発売と同時に買いに行きます

主に買っている方は

上田秀人さん(時代物小説)
川原礫さん(ソードアートオンライン)

そして、有川浩さん(女性)

有川浩さんの作品は映画やテレビドラマの原作として使用されています

直近では「旅猫レポート」が有ります
映画化前に原作は読んでいますが

でも、なかなか手を出さなかった作品が有りまして

「フリーター家を買う」



です、これは有川作品に出会った頃、テレビでドラマ化され、題名にも少し抵抗感が有ったので、ずっと読んでいませんでした

先週、何気なく本屋に読む本を物色に行った時に目に付いて、そろそろ読むかな~て買ったきました

有川作品に有りがちな、ちょっと問題を抱えた家族像があり、こりゃ恋愛には縁の無い方向に行くのかな?

と思ってましたら、期待を裏切らず、後半から、私の好きな有川ワールドの展開

自分に自信の無い男の子へ憧れる純情な女の子

それを見ていて、やきもきするチャラ男

純情恋愛物語とラストは進む

まあ、父親を見ているとなんだか自分の投影のような、私は酒で失敗はしませんけど

自分が偉いんだ!みたいな考え方少しズキンと!


本当に有川作品は最後に、顔がにんまりとなるんですよね~

不器用な男の子と女の子の恋愛の進展を見ていると

まあ、代表作しては、アニメ化と映画化された

「図書館戦争」



私の入りもここでしたが

堅物だけど純粋な指導教官と新米隊員の恋物語

でも、舞台はまるで自衛隊!それも敵と戦ってる

有川浩さんは女性ですが、自衛隊関係の著書が多くあります

デビュー作品も海空自衛隊をモチーフにした

「空の中」「海の底」「塩の街」


空自、海自、そして特殊部隊!

私はこの3部作では「塩の街」が好きですね

ちょっとオブニバス的な書き方が気に入ってます

「海の底」は潜水艦の話ですが、同じ潜水艦物でも、完全な恋愛の話の「クジラの彼」もあります

また、空自としては、ガッキーが主演してました

「空飛ぶ広報室」



ドラマではいなぴょんは結婚しましたが、原作はしてません。

あと、公務員物としては映画化された

「県庁おもてなし課」が有ります、高知県庁のお話でしたね錦戸亮君が主演でしたっけ?

恋愛物での、代表作は私も実際乗車したことが有ります

「阪急電車」西宮北口から宝塚までの今津線を舞台にした話で

映画では、オムニバスで沢山の役者さんが出ておられましたが、幼稚園位だと思いますが芦田愛菜ちゃんも出てました

映画化された作品では
「植物図鑑」
     いろんな野草の旬や食べ方が分かります
「レインツリーの国」

テレビでは
「三匹のおっさん」

など有ります

年寄りのじぃじが、言うのも変ですが、自衛隊を題材として、結構戦闘シーンも有る作品を書いておられますが、その中に、微笑ましくなるような、不器用な同士の恋愛が絡まれていく

男性の作家さんでは、なかなか出せない女の子の可愛さ、したたかさ、強さなど表されていて、楽しく読めるし

不器用な男の子の心を上手く表現されているのに感心します。

有川浩さんは作品に関して、その職場などのリサーチを徹底的にされ、作品に仕上げられると聞きました

なので、いろんな描写にリアリティーがあり、引き込まれるのだと思います

その、リサーチを活かした作品が

私の推しの一冊でもある
「明日の子供たち」



これは前にも触れましたが、児童養護施設の話で実際に入所していた女性から、本当の実態を伝えて欲しいと、依頼を受けて書き上げられた作品です。

やはり、恋愛は絡めて有りますが、この作品を読み終わって、涙がボロボロ出た事を覚えています。

これだけの作品を書かれ、ましてや沢山の作品が映画化やドラマ化、アニメ化された作者さんは多くはおられないと思います

もし、まだ読まれた事が無いかたで、私のこの書き込みで興味を持たれた方はぜひ読んでみて下さい

最初は

「阪急電車」とか「植物図鑑」当たりが読みやすいかも、少しアクション系がお好きなら「塩の街」をオススメします

年末年始休暇で時間が余ってるな~て思われてる方は、読書はいかがですか?

私も昨日3冊仕入れて来ました

有川浩さんの溢れる文才は凄いと思います

新年から、ほんのりとした恋愛小説など、

読み終わって、クスって笑える作品群です

                                                                  by宮