6月なのに、暑すぎる!

もう、麦茶が手放せない私だが、

お母さんは、あんまり飲んでくれない

 

言わないと飲んでくれないから、

キャロットジュースを渡したら、

嬉しそうに飲んでいた

 

美味しいね、これ

 

今年はこの手で飲んでもらおうかな

 

 

この2時間前、

お家でお昼寝している母に

帰宅時間のメモ紙を置いて外出した

 

母の夏の涼しいズボンとブラウスと靴下を物色しに

自転車でしまむらまで行ってきた

 

一時間半くらいの外出の間に

母は起きたようで

いつもなら、テレビをつけてお留守番が出来ていた

 

 

しかし、帰宅したら

門扉が開いたままで、

玄関の扉には鍵もかかっていない

 

母のスリッパもない

 

一人で私を探しに出かけてしまったのか?

いつ頃からいないのだろうか?

脚が悪いので、5分くらいでギブアップのはずだ

 

オロオロしている私に

おーい おーい

 

声が聞こえる

 

振り返ったら、むかいにお住いのお家の中から

母とお友達が手を振っているではないか

 

 

こっちにおいでと言われるままに

母がいるお部屋に通してもらい

いきさつをお友達からお聞きした

 

 

私に連絡したいけど

スマホがわからないので、電話も出来ない

 

もう私はあかん、なんもでけへん

 

落ち込んで、なんとか私と連絡したい母は

頼りになるお向かいのお友達に助けを求めたようだ

 

在宅されていたのが、ラッキーだったと思う

 

これを持ってきたよって・・・お友達におしえてもらう

 

壊れたスマホと、新しくなったスマホと・・・電話したかったんや

私の残したメモ紙・・・4時頃帰宅と書いた紙だ

クリーニング屋さんのカードと・・・???

我が家のテレビのリモコン・・・テレビもつけれなかったのかな

 

なんか持ってきたものも、

笑えてしまって・・・本人はいたって真剣

 

母は何度も、

なんで、なんもわからんようになるん?

どうしたらええの?

この頭、どついたろか!・・・ほんとに叩いてる

 

威勢はいいが、かなり落ち込んでいる

 

 

お友達が

大丈夫、私もあるから・・・

しっかりしてるで、落ち込まんでええねん

 

繰り返しのはげましに、

母の表情も緩み始めて・・・焦燥しきった様子で痛々しかった

ちょっと笑ったりして

 

お礼を言って

お手手つないで一緒に帰宅

 

いいお友達がいて

母は幸せ者だなぁと うらやましい私

 

お母さん、不安にさせてごめんね

服、サイズ合うかなあ

お風呂出たら、ファッションショーしてや