カルデロン一家ふたたび
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カルデロンのり子さん一家の在留許可問題が何度も期限を迎えている。ちょっと前に他でも書いたのだが、報道(とくにTV)はカルデロン一家寄りだ。じつは日本でも中学生まで日本で育った子供がいる場合は、特例で認められる場合が多い。

 

在留特別許可が出るケースとしては、
*日本人配偶者や子供がいる、
*未成年の日本人を養育している、
*日本での治療が必要(難病など)、
*日本に定着している、
などがあるという。

 

法務省はカルデロン一家の場合も「日本で生まれ育ったのり子さんのみの在留は許可」する方向であり、1年以内に両親が日本を訪問するのも許可する方針なのだが、カルデロン一家側は「3人での在留許可」を求めてモメている。

 

なぜカルデロン一家の希望が認められないかというと、ちゃんと訳がある。
*カルデロン両親は「不法滞在」のうえに「不法入国」、
「不法滞在」だと「ビザ等の滞在許可が切れたのちに滞在」が多いのだが、両親は「偽造旅券で入国」していてより悪質だとみられている。

 

*不法滞在が発覚したのが3年前でのり子さんは小学生、
「中学生になれば滞在許可」というのも現在の状況であって、モメてる間に3年経ったというわけだ。他にも似たケースで小学生のこどもの在留許可を出さなかった例が過去にあり、今回認めれば不公平になるというらしい。

 

まあキャスターやわれわれは「かわいそうだから許可してやりゃいいぢゃん」と気軽にいえるのだが、一度許可すればこれが前例になるのだから、法務省も簡単に認めるわけにはいかないのだろう。

 

そしてわれわれにしても、ツルデロンにら子ちゃんやピルデロンねぎ子ちゃんなどが続々出てくる事態になると考え直すことになるだろう。ただ、少子化で日本人がどんどこいなくなるわけだから、外国人の受け入れ態勢全般については考え直す必要はあるのかもしれない。

 

んが、のり子さんがフィリピンに一回も行ったことない(当たり前か、行ったら再入国でけん。。。)のはいいとして、フィリピンの言葉がぜんぜんわからないというのはどうゆうこっちゃ、と思う。家でタガログ語を使えばよかったのに(しかも両親とも日本語たどたどしいし。。。)。



 

WBCと松井秀喜
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日本が韓国と一勝一敗で二次リーグにいくことになりました。両試合ともピッチャーは2点以内に抑えているわけなので、やはり打線が湿るとダメということになろう。しかし、バッターは3割打てば一流。つまり7割以上失敗するのがフツ~という渋さである※1.

 

とくに日本の打線は一発が出にくいので、とにかく塁に出て盗塁やバントなどで点を稼ぐ、いわゆるスモールベースボールに徹しなければならない(というより、それしかない)。※2.しかし、日本人でも外国選手に互せる大砲がいる。

 

今年のWBCは松井秀喜の出場の可能性があった。結局、去年左ひざの手術を行って回復途上でもありヤンキースの意向もあって辞退に至った。しかし、松井が出場すれば4番が固まったはずである。

 

日本プロ野球90年の歴史で、シーズン50本塁打以上している日本人は5人だけであり※3.現役では松井だけだ。※4.また、大リーグ史上でシーズン30本以上ホームランを打ったアジア人も松井だけで、松井以外の日本人メジャーリーガーでシーズン20本打った者もいない。つまり、真の意味の「和製大砲」の名に値するのは松井であり、松井の参加があれば日本代表の厚みはかなり違ったものになったとみてよい。

 

ちなみにアメリカのマスコミでは松井はナイスガイで、イチローはどちらかというとワガママとみられている。松井がマスコミに対しいつでも取材を受けるのに対し、イチローは取材をほとんど受けず英語がしゃべれるはずなのに対応しないのが理由らしい(松井は通訳に頼り過ぎと思われているが)。

 

また、イチローがチーム事情より自分の記録を優先しがちだということもよくいわれる。前回の契約更改のときもイチローはシアトルを捨て優勝できるチームに行くはずだ、といわれたらしい。松井は逆に自分を殺してチームのために働く男という印象のようだ。

 

※1.最近は出塁率(四死球などを加味)を重視する傾向になっており、これだと好打者は4割くらいになる。
※2.とくにそれを体現しているのがイチローだろう。韓国戦でもセーフティーバントや盗塁などで手本を示した。
※3.小鶴誠、野村克也、王貞治、落合博満、松井の5人。このうち小鶴が打った1950年は前年と並んで「飛ぶボール」が使われた特異年で、翌年から本塁打数は激減。外国人選手ではバース、ローズ、カブレラの3人も記録。
※4.ちなみに清原はシーズン40本塁打すら一度も打てなかった(1990年の37本が最高)。



 

西松献金疑惑
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民主党の小沢代表や二階経産相への不正献金疑惑が世の中を騒がしている。ま、よく考えれば小沢さんも二階さんも自民党竹下派→新生党→新進党→自由党のお仲間なのだった。

 

このおふたりとも「西松建設からの献金とは認識がない」ということで、「誰からどんなお金を貰ったかいちいち調べるのは失礼」だという趣旨のことを述べている。もろちん、「団体は西松関係だと認識していた」というわけにはいかんし、「調べたけどわからんかった」といえば「どういう調べ方をした」と聞かれるのでこういう答え方しかできないのだと思う。

 

しかし、もし「浄財をいただけるなら有難くいただく」というのがホントなら、ヤ○○や○翼団体が政治団体をつくって献金しても受け取るわけである。そうしてみると政党や政治家を潰すのは単簡である。いかがわしい団体を使って不正な金をワザと献金してあとでバラせばよい。ただし、それを実行するにはまずいかがわしいひとと知り合わなければいかんのだった。。。