TVという相対化 |

記事のコメントに「TVドラマでやってた」的なことを書くひとがいる。私は(昔から)TVドラマをほとんど見ないので、「ぁぁ、そうですか」としか応えられない。いまはドラマもDVDになって借りられるが、やはり映画や本に比べて普遍性が低いと思うのだが、そう思わないひとが多数派なのだろう。
それよりも気になるのが、「ドラマをみて感動しました(泣けた、面白かった)」と書かれることだ。実話や現象をドラマ化するということは「他人の想像力」を「映像化」して伝えるということに他ならない。
それに対して、本や文章で「読む」ということは「自分の想像力」を使わざるを得ない。私の文章では「想像力が喚起できず」、たまたま観てたTVドラマを思い出したということは残念だが、あるだろう。
それはそれで私がもっと「想像力を喚起できる文章力」の持ち主になればいいのである。しかし、気のせいかもしれないがTVというメディアが皆さんの想像力を吸い取ってるのではないか、ということだ。
つまり、TVで起こる「ドラマ」や「ニュース」や「現実」は、「バーチャルリアリティ」のようなもので、チャンネルを替える(捻らない)と消えてしまうものではなか。
なぜ、貞子が怖いのか?それはTVの向こう側がこちらの現実になる、ということであつた…
アメリカという帝国 |
これに比べると同じ文化から派生しているヨーロッパなどの方がアメリカ化の程度は低いのではなかろうか。(ヨーロッパには「ドライブスルー」など知らないひとがいくらでもいる)
が、いかにアメリカ化が進行しようともやぱりアメリカと日本と違うところもたくさんある。例えば、アメリカの大統領選挙をみていると候補者のいうことに違和感を覚えることがある。共和党の候補だが、異端ともみられているロン・ポールは「アメリカがテロに遭うのは、サウジアラビアに軍隊を置いてるから」という。つまり、「よその国に余計なお節介するからテロに遭う」というのだ。こりはまったく正しい。アメリカがイギリスなどの後を継いで中東でいろいろなことをすることが事態をややこしくしている。
しかし(共和党の)多くの候補は、「自由と民主主義の政府ができればテロはなくなる」という。そうだろうか。「自由と民主主義」といっても各国いろいろである。そして中東で最も「自由と民主主義」に遠いのは、イラクやイランよりサウジアラビアであつた…
いまは日本とアメリカが仲良しだからいいが、仲悪くなったらどうなるんだろう。「仲悪くならないようにする」というのが日本政府の方針のようだが、やぱりそれって「あなたまかせ」だろう。逆に日本に「あなたまかせ反対」の声が大きくなると、困るような気もする。(昔から日中・米中関係あたりがこういうことの元になる)
だいたい日本の政体だって、アメリカのいう「自由と民主主義」とは違うのかもすれん。だつて日本には天皇陛下がいらっしゃる。(ブッシュは「日本は戦前はテロ国家みたいなもんだったけど、いまでは仲良し」と言っていた…)
アメリカは「公平」が好きなようで昔からダブルスタンダードを使っている。
例えば核兵器についても、
北朝鮮-ダメ
パキスタン-ん~。ま、いっか
イスラエル-お父さんにみつかるとうるさいから、隠しときなさい
イラン-こらっ!殺すぞテメ~
と国によって対応が違う。日本もぉ友達→知り合い→☂に変わる可能性もあるかも。
北朝鮮-ダメ
パキスタン-ん~。ま、いっか
イスラエル-お父さんにみつかるとうるさいから、隠しときなさい
イラン-こらっ!殺すぞテメ~
と国によって対応が違う。日本もぉ友達→知り合い→☂に変わる可能性もあるかも。
カストロが引退 |

キューバのカストロ議長が引退を発表しました。といっても弟のラウルがあとを継ぐことになるので、”カストロ”議長の再誕生になる可能性が大。ま、こりがすぐにキューバの体制に影響が出るわけではないだろうが、21世紀中にはアメリカとキューバの関係も変わるだろう。
それで、思い出したのだがキューバというのは経済は大変だけど医療に関しては先進国ということ。乳幼児死亡率はアメリカ以下だし、平均寿命は先進国並み。だいたい医療費は無代。医科大も無代、それどころか奨学金も出るのでアメリカからキューバに留学!している例もあるのだった。
また、キューバは国際医療援助活動も積極的に行っていて常時25,000名が海外で活動している(これを日本の人口比にすると、約25万人の医師が海外で働いていることに。実際には日本全体の医師は約30万人)。ハリケーンカトリーナ被害の際もアメリカに医療援助を申し入れたが、もろちん無視された。
海外からキューバに来たぴとの医療も無代あるいは格安で行われる。皆、キューバに行って病気になろ~♪