「KY」のススメ
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一時「KY」という言葉が流行った。いわく「安倍さんは『KY』だ」などと使われもした。「KY」は女子高生用語から派生しているようだが(もろちん、もう陳腐化してるだろう)、「空気を読む」というのはどういうことだろう。

 

政治家で「KY」の最たるひとといえば、小泉前首相だった。小泉氏は首相になる何十年も前から「郵政民営化論」を唱え、自身が郵政大臣のときも国会でそう発言して自民党内でまさに「KY」扱いされてきた。

 

太平洋戦争の指導者たちは概ね開戦に反対だった。しかし、結果的にアメリカとの戦争に入っていく。(「ルーズベルトの陰謀論」や「ABCD包囲網」はさておく、指導者の中に「開戦論者」がどれだけいたのか、ということ)これはまさに「空気的判断」の実例であろう。

 

こうしたことを書いたのが、山本七平の「空気の研究」だ。日本人の判断基準が「論理的判断の帰結」ではなく、まさに「空気的判断の帰結」=「非KY」だということを書いたものだ。

 

「空気」というのは「醸成」されるもので、誰かが率先してつくりだすものではない。だとすれば、「KY」でないひと(「KY」って「空気が読める」の略でもある)というのは要するに「大勢に身をゆだねる精神的奴隷」というべきではないか。

 

「自衛隊の派遣」や「憲法改正」といえば、「いつか来た道」だというひとびとがいる。しかし、「KY」が排斥されるこの社会こそが「いつか来た道」なのではないのかしら…

 

と、いっても日本の社会が完全に西洋化することはないように、日本の社会意志形成が完全に論理的判断の帰結でなければいかんということはない。日本には日本の意思形成手段があってよいし、結果的に責任の取り方も「一億総懺悔」でいいのかもしれない。

 

 

案外落ちてない
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アメリカ大統領選がはじまったので討論会をみてみようと思った。最近はネットでも無代でみられるようになっているので、PCがあればケーブルやCSの契約がなくても見られる。

 

しかし、最近は海外とのやりとりもメールが多くなり電話で話したりする機会が少なく、英語力は落ちているはずなので覚悟はしていた…

 

しかし!みてみたらなんと1時間半の討論会がほとんどわかってしまつた♪

 

こりは、
*私が天才である、
*英語の新聞、記事などをある程度読んでいた、
*「政治・経済を論理的に話す」番組だったから、

 

であらう。じつはアメリカにいたときも、

 

*ニュース
*クイズ
*ドキュメンタリー
*トムとジェリー(などニコロデオン系)

 

よくわかるのだが、

 

*コメディ、
*ドラマ
よくわらかんことが多かった。

 

英語のできないひとは「英語で経済や政治の本やTVをみてわかるなんてスゴいわね」と思うだろうが、じつはコメディとかドラマ(特にTVドラマ)などの方が、「アメリカで育ってないとわらかん雑多な知識」が要求されるので難しいのだった。



 

運動靴を履いて街に出よう
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こないだコンバースの靴が「現品限り」でセールに出てた。ちょうど私のサイズだったので買ってみた。じつはこれが「人生初コンバース」である。今までコンバースは「重い」という印象があったのだが、逆にNIKE系AIR系靴よりも「地面に接してる」感があって軽いくらいであった。

 

君たちも運動靴を履いて街に出てみよう、