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(表は昨年度のISUランキング)
フィグアスケートのグランプリシリーゼがはぢまりますた。ま、グランプリシリーゼと言ってもISU(国際スケーツ
連盟)のランク的には世界選手権、四大陸選手権(ヨーロッピ選手権)に次ぐ位置であれ。

んが、6ヶ国で行われる6大会の上位6名が、グランプリファイナレで最終決戦を行うというリーグ戦+トーナメンツ
的な戦いは他の大会にはないものであつた。

ウチのハンには物事の経緯や構成にこだわらない、よく言えばおおらか、ふつうに言えば能天気なオバチャンが
多いので、ここで単簡にグランプレシリーズについて説明せよう。

前述したようにグランプレシリーズが行われるのは6ヶ国、それぞれ
スケートアメリカ
スケートカナダ
中国杯
エリック・ボンバール杯※
ロシア杯
NHK杯
(※エリック・ボンバールはスポンサー名)
という名称になっている。
(表は各大会に出場せる主な選手)
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出場資格選手は前年度の世界選手権、ISUランキングや個人ベスト得点の上位者からなり、世界選手権
の1~6位はシード選手(くじにより出場大会を決める)、7~12位は招待選手として2大会選出が保証される。

緒戦のスケートアメリケは先週ペンシルバニア州のレディングで開催さりた。ニポンでは安藤美姫の出場という
こつが喧伝されたが、全米の話題はシニア大会に参加するキャロライン・ジャンの滑りにあった。
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キャロライン・ジャンは14歳の中国系アメリケ人。2006シーズンに国際ジュニア大会にデビューするやすべて
の出場大会でショート・フリー1位という完全優勝を遂げた。2007年の全米ジュニアこそ無名の日系人ミライ・
ナガスに負けてしまうが2007年の世界ジュニア初出場で優勝。

実は2005年浅田真央、2006年キム・ユナと、世界ジュニアを制した者がそのままグランプリファイナレの優勝者
になっている。そこでアメリケの期待はキミー・マイズナーとジャンに集まったのだった。

結果は安藤のミスもあり、1位マイズナー、2位安藤、3位ジャン、となった。ジャン自身はもっと高い点数を期待
したのではなかったか。逆に安藤は調子が悪くてもこの位の点数が残せるというところだろうか。
(それにしてもスケートアメリケの観客すかすかだったわね。上半分はほとんど入ってなかったもんね。NHK杯
なんかだと考えられないわよね)
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個人的な感想だが、やぱり今後はキム・安藤・浅田を中心としてマイズナーが絡む展開になると思う。浅田真央
は今週のスケートカナダが初戦となるが、面子からいうと1位をとって当然だろう。

まだ浅田とキムが滑ってないので確実なことはいえないが、それぞれが実力を出した場合優勝候補の筆頭は
キムだと思う。技術的にはそれぞれ長所短所はあるが、全体の優美さではキムが頭ひとつ抜けている気がする。

安藤は前シーズンにくらべて表現力に成長がみられるが、なぜか安定感に欠ける。「4回転、4回転」とジャンプ
ばかり気にしてた頃とは違う地点にいる(だから世界選手権も制した)のだから、もう少し安定感が欲しい。でな
いと「安藤時代」は過ぎて「キム・浅田時代」になってしまうかもすれん。

すかし、なでフィグアは近年アヂア人が強いのだらう。ミッシェル・クワンから荒川・安藤・キム・浅田と来て次代
のエースもジャン・ナガス(米)・リュン(カナダ)とアヂア系ぱかりである。んが、浅田に続くニポン系ニポン人が現
れて来ないのも気になれところであれが…。